見積り項目を何処に入れるかは、工務店メーカーによってバラバラです。
例えば、人件費と材料を分けて書く業者もいれば、材工一式で見積りする業者もいます。
それを承知の上で、凡その価格配分をしますと
仮設工事4.3%
基礎工事6.5%
大工工事(材工)26.1%
サイディング工事8.6%
屋根工事4.3%
板金工事2.1%
金属建具工事(ガラス共)8.7%
木製建具4.3%
左官工事2.1%
内装工事4.3%
タイル工事2.1%
住設工事6.5%
電気工事4.3%
給排水衛生8.6%
雑工事諸経費7.2%
ぐらいになるかと思います。
但し、見積りによっては住設工事が給排水衛生工事の中に入っていたり
大工工事でサイディングを張ったりしますので、それらをバラバラに分けて
再構築しなければ、見積り比較は出来ません。それが出来るのは、
凡その予算配分が、頭の中に入っている人でないと不可能な仕事です。
専門家でない、人が簡単に見積り比較をしたいのであれば、設計事務所に
積算書を作ってもらう事をお勧めします。積算書とは見積り書の金額(単価)の
入っていないものと思ってください。
それを、ビルダーや工務店に配布して、そこに金額を入れてもらうのです。
そうすれば、単純に金額の比較で施工者を選ぶ事が出来ます。
このコラムの執筆専門家

- 福味 健治
- (大阪府 / 建築家)
- 岡田一級建築士事務所
木造住宅が得意な建築家。
建築基準法だけでは、家の健全性は担保されません。木造住宅は伝統的に勘や経験で建てらていますが、昨今の地震被害は構造計算を無視している事が大きく影響しています。弊社は木造住宅も構造計算を行って設計しています。免震住宅も手掛けています。
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