現場は、足場と養生のシートがかかった。
本来は、1階の躯体工事・鉄筋や型枠の前に足場は設置するところ
隣地との距離がタイトで、1階の壁型枠解体のこのタイミングでの
足場設置となる。密集地での工事では、もう、めずらしくない工程。
足場には、よく ビティ と呼ばれる枠組足場がある。
1800幅で作業幅も600・900のものもあり施工作業には便利だが
ある程度、設置スペースが必要で、密集地の現場では見かけない。
単管パイプとクランプを用いた足場が主流。
ちなみに、この48.6径の単管パイプは、型枠の締め固めにも使う。
大工さんのものか、仮設材としいれたものなのか混同しないように
元請けさんは注意が必要だ。
この現場では 連結金物のクランプが必要でない、ピケ足場を使う。
クランプがない分、仮設資材も減る。これも狭い現場の工夫。
足場は安全性。安全性は施工性。施工性は結果、建物のできばえ。
このコラムの執筆専門家
- 岩間 隆司
- (東京都 / 建築家)
- 株式会社ソキウス 代表取締役
スマートに シンプルに 住う。 都市型住宅・集合住宅
都市の厳しい条件のもとでも、住宅や集合住宅を実現させてきました。住宅計画における制約は、生活空間に個性が生まれる、ひとつの契機として、ポジティブにとらえております。
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