今からでも遅くない！自分と家族を守るインフルエンザ対策（３）

（続き）・・インフルエンザの発症を防ぐ日常的な工夫に加えて、それを強力にサポートする治療法や健康法がいくつかあります。これらを継続的に行なうことによって、風邪やインフルエンザの予防のみならず、ガンや生活習慣病、アレルギーなど様々な病気の予防にもつなげることが可能です。

前回のコラムで食事と栄養バランスが予防のためには大切だと書きましたが、実は食事だけで栄養バランスを整えるのは難しいのが現状です。近年の農地は農薬や化学肥料、大気汚染などの影響で、たいへんに土壌が荒廃しています。そのために野菜や果物に含まれる各種ビタミンやミネラル、酵素、抗酸化物質の類が、昔に比べて軒並み激減しています。野菜や果物を一生懸命に食べても充分な免疫力を得るのは至難の業です。

そこで活用したいのがサプリメントですが、玉石混交のサプリメントの中で、自信をもってお勧め出来るものは意外と少数です。その一つに「乳酸菌」があります。乳酸菌の中でもＥＦ２００１という株は腸管内に存在する白血球を活性化し、細菌やウイルスに対する免疫力を著明に向上させます。その結果、インフルエンザやＣ型肝炎などに対する優れた治療効果や予防効果が認められています。

フルーツ系の飲料の中でも「ノニ」の免疫力賦活作用は卓越しています。ノニには実に多くの生理活性物質が含まれていますが、中でもイリドイドという成分は、細菌やウイルスに対する免疫力、ガンに対する抑制効果に優れています。タヒチ産のノニには、パイナップルの約８００倍ものイリドイドが含まれており、インフルエンザを含むウイルス疾患に対する素晴らしい治療効果や予防効果が認められています。

体を温めて免疫力を高めるという意味からは「ラドン温浴」も優れた治療法、予防法です。ラドンガスの充満した３８℃くらいのラドンルームに４０分くらい横たわりますが、吸入したラドンガスが肺から吸収されて全身をめぐり、各臓器の細胞を活性化させます。白血球やリンパ球の活性を高めて免疫力を向上させるほか、強力な抗酸化力を発揮してウイルスや細菌、ガンなどへの優れた治療効果をもたらします。

一部のクリニックでは、プラセンタやビタミン等の注射によって、免疫力を向上させるような取り組みを行なっています。プラセンタはホルモンバランスを整えて更年期障害などに著効を示しますが、同時に免疫力を向上させて感染症の予防にも威力を発揮します。マイヤーズ・カクテルなどのビタミン類の混合点滴も免疫力や抗酸化力を発揮して、ウイルス感染やガンなどの病気の治療や予防に活用されています。

これらの本格的な取り組みによってインフルエンザは高確率で予防可能なのです。

関心のある方は、ぜひお問い合わせください！

蒲田よしのクリニック　　吉野　真人

Tel : ０３－６４２４－７０７１