- 平岡 美香
- フードコンサルティング株式会社 マーケティングアドバイザー
- 東京都
- マーケティングプランナー
対象:飲食店経営
- 平岡 美香
- (マーケティングプランナー)
本稿における(1)では、「変化のキーワード」として、
<1>価格と商品内容のリセット
<2>家庭の手間隙の代替需要
<3>ヘルシー志向の取り込み
を挙げました。
今回の(2)では、この3つのキーワードを、和食業態に当てはめて、変化のヒントを考えていきます。
和食といっても、それぞれお店によって売りにしている主力メニューがあると思います。
それが寿司や天ぷら、とんかつ、カニ料理やフグであれ、メニューの内容と価格が今の時流と合っているか、少なくともお客様の志向からはずれていないかについて、改めて見直してみましょう。
高齢化は、1人当たりの胃袋の消化量も減らしています。今のコース料理は品数が多くないでしょうか?
もし、お持ち帰りになるお客様が多い場合は、品数を絞り価格を下げて、値ごろ感を打ち出すことも必要です。
節電は全国的に広がってきており、家庭での調理時間の短縮や調理頻度の減少に繋がってきています。
特に、油を使う調理は、後片付けの手間もかかるため、お店で揚げたてのカリカリ、サクサクの商品が提供できるということは大きな売りとなります。今までは当たり前のことであっても、お客様に改めてPRしていきましょう。
和食におけるヘルシー志向のポイントは、「塩分」と「糖分」です。
中高年の高血圧に加え、子供の糖尿病も増え続けています。調味料の使用量や味付けに気を配ることはもちろんのこと、「減塩メニュー」や「糖分控えめ」といった、お店で工夫している内容をメニューにも載せていきましょう。
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