- 沼田 順
- Office JUN 代表
- 兵庫県
- ファイナンシャルプランナー
対象:住宅資金・住宅ローン
- 伊藤 誠
- (ファイナンシャルプランナー)
- 伊藤 誠
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2月の全期間固定金利は、三井住友銀行では1月より0.09%高い、3.13%になっています。これは昨年11月と同じ金利で、昨年8月以来の水準です。
1月は基準となる長期金利が、前半まで概ね1.2%前後で推移していました。この水準であれば横ばいだったのですが、後半に私のブログでも指摘した日本国債の保証料率が上昇したことで長期金利が上昇したこと、そして日本国債の格下げなども長期金利の上昇要因となるため、長期固定金利の設定も引き上げたものと考えられます。
但し、今後も同じような流れが続くかは多少の疑問が残ります。それは産油国であるエジプトの政情不安が各地に飛び火するのを恐れて、今まで上昇していた各国の株価が下落しているからです。(新興国では利上げという側面もあります)
産油国の政情不安は原油供給への不安を連想させ、原油価格の上昇が続いています。これが景気回復に水を差すとの思惑から、株価は下落し、避難通貨と言われる円が買われ、円高が進んでいます。円高が進むと日本経済は負のスパイラルに入り、株から債券市場にお金が流れ、最終的には長期金利が低下する流れとなるからです。
産油国の政情不安がいつまで続くかに影響されるところが大きいのですが、来月の長期固定金利は横ばいか低下の可能性もあると考えています。
なお、変動金利は私のブログで指摘した、日本銀行の超過準備預金への0.1%の金利付与が続く限りは短期プライムレートも下がらず横ばいの見通しです。
またフラット35の金利は月初の第2営業日にあたる、2月2日に発表の予定です。(横ばいか多少上昇するものと考えられます)
沼田 順(CFP上級国際ライセンス)
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このコラムの執筆専門家
- 沼田 順
- (兵庫県 / ファイナンシャルプランナー)
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