No.121 「ひらまつ」にみるブランドポートフォリオ戦略 - 経営戦略・事業ビジョン - 専門家プロファイル

澤田 且成
アイディーテンジャパン株式会社 企業ブランディングコンサルタント
東京都
ブランドコンサルタント

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対象:経営コンサルティング

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閲覧数順 2024年04月30日更新

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No.121 「ひらまつ」にみるブランドポートフォリオ戦略

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ブランディングニュース 『企業ブランド戦略の成功と秘密』

テーマ:レストラン事業のブランディングとは?「ひらまつ」ブランドポートフォリオ戦略 
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::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::  2010.02.10
 “選ばれ続ける仕組み”を設計するメールマガジン

企業ブランド戦略の成功と秘密~知らないことが失敗を生む

:::::::::::::::::::::::: 第0121号  アイディーテンジャパン 発行
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さて、本日のブランディングニュースは、
レストラン事業のブランド構築について考えてみたいと思います。


レベルの高い、世界のあらゆる食事を一都市で楽しめるのは
世界の中でも東京だけです。

多彩だけではなく
競争が激しい分、テイスト(味)も洗練されています。

選ぶ側の基準が厳しくなってきた・・・というよりも
選ぶ側が何を食べたいのか明確になってきた・・・とも受け取れます。


また「テイスト」だけではなく、
「食を通して同化する時間・世界観」も
レストラン事業で生き残るためには必須項目になってきています。


一本筋が通ったテイストへのこだわりと
テイストを体感で楽しむ世界観。

本日、注目するのは、
フレンチレストランを中心に事業展開をすすめる「ひらまつ」です。

1982年にフレンチレストラン「ひらまつ亭」をオープン。

2003年にはフレンチレストラン業界では第一号になる株式上場を行い、
現在は、価格帯に幅を持たせた独自性の高いレストランや、
著名なシェフとのコラボレーションによるレストランを運営し、
売上は100億円を突破しています。

シェフとしての腕前だけでなく、
経営者としての手腕も一流の平松宏之氏。

ブランディングの切り口から
ひらまつのレストラン事業はどう映るのか?
またレストラン事業で成功するための要因をどう見るのか?
弊社、澤田且成がお伝えさせていただきます。

ひらまつ
http://www.hiramatsu.co.jp/

*        *        *

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<本日の内容>
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[1]  "選ばれ続ける仕組み"の事例:
レストラン事業のブランディングとは?「ひらまつ」にみるブランドポートフォリオ戦略 

[2]  3月17日『「かおり」ブランディング実践術セミナー』

[3]  編集後記

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[1]  "選ばれ続ける仕組み"の事例:
レストラン事業のブランディングとは?「ひらまつ」にみるブランドポートフォリオ戦略
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■ 100年一度の大不況の中、売上101億円、営業利益9億円

ひらまつといえば、
・日本とフランスの店舗でミシュランの星を獲得
・高級フレンチレストランでは唯一のJASDAQ上場
・レストランウェディングの草分的存在
として名高いレストランですが、

ブランド戦略を学ぶ人にとっては
ブランドポートフォリオの事例として
耳にした方は多いのではないでしょうか?

ブランドポートフォリオとは、
複数のブランドを管理・運営するときに、
主軸となるブランドだけでなく、
その他のブランドも含めた全体の構造を設定し、
それぞれのブランドの役割、適用範囲、相互関係などを
明確に仕分け・表現することです。

「ひらまつ」の場合、
レストラン数が増えていく中で、
個々の特徴や狙い、価格帯、顧客層を再確認し、
それぞれのポジションを明確にしています。

例えば、価格帯の視点から見てみると、
「ひらまつ」は客単価1.5~2万円の高中級なレストラン、
「ASO」をはじめ他レストランは1~1.5万円のカジュアルなレストラン
といった住み分けを行っています。

高級フレンチレストランという産業の中で、
価格帯や世界観、サービス内容等の軸でマッピングし、
軌道修正をしながらブランドポートフォリオを作り上げていく・・・

まさに「世界で唯一のレストランブランドカンパニー」としての
成長を続けている会社です。

その結果、売上高は101億円、営業利益は9.9億円(41%増)で
前年の2.2倍にあたる大幅増益。しかも純利益は過去最高を更新です。

 

続きはこちらから。

⇒ http://www.id10.jp/node/226

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