誰のためのチラシですか? - 広告戦略・媒体計画 - 専門家プロファイル

菅野 真一
菅野デザイン企画 代表
グラフィックデザイナー

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赤坂 卓哉
赤坂 卓哉
(クリエイティブディレクター)
山藤 惠三
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山藤 惠三
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閲覧数順 2024年04月23日更新

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誰のためのチラシですか?

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なぜターゲットを絞らなければならないのでしょうか?

ターゲットを決めなかったりあいまいなままでは、何かを伝えようとする時、
万人向けと考えてしまうので、焦点がぼやけ可もなく不可もない言葉や表現になってしまい、
結局は誰の胸にも響かないメッセージになってしまいます。
しかし、ターゲットを絞りその対象だけに届くようなメッセージを伝える事により、
「これは私のために作られたような商品(サービス)だ!」と
深く胸に突き刺さり、行動を起こさせる力を持つのです。

魚群がいるところに網を投げて大漁を狙うような方法は通用しなくなりました。
魚の生態を調べて一匹いっぴきを銛(もり)で狙い突くような漁法が有効な時代なのです。

実在の人でも架空のユーザー像でも良いので、その人物について
もちろん聞ければ聞いてしまうのが一番正確で早いですが、
聞けなくても分かり得る範囲で徹底的に調べ(考え)てみましょう。
調べる(考えると)おぼろげながらもその人は、
「こんな事で困っているのではないか?」
「こんな欲求があるのではないか?」と気付く事があるはずです。

「33歳の主婦。子供は小学生と幼稚園児の2人、平日の9時〜16時はパートに出ている」
という人物であれば、とにかく忙しく時間がないはずです。
例えば美容室がこの人に対して「問題解決」しようとすれば、
「時短ヘアカラー」
「○曜日は□時まで営業時間延長」
「指定の時間までに必ず終わりにします」
「家でのスタイリングが楽なカット」
「出張カット」
などのサービスが喜ばれるのではないでしょうか?

これらのサービスは、
結果的にビジネスマンの男性や部活で忙しい学生にも
喜ばれるサービスになるかも知れません。
ターゲットを絞らなければ、このような成果も生まれません。

チラシに限った事ではありませんが、
「誰に(何を)売りたいのか?」を明確にする事はとても重要です。
そこをハッキリさせれば、アクションの成功率は上がります。
自社(店)の得意分野と一致するような分野を狙って、
今一度、ターゲットと商品(サービス)を見直してみましょう。

 

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