空海の生誕地、善通寺へ行ってきました。

先日、香川県で仕事の折、善通寺へ行ってきました。　

善通寺の名は、

空海（弘法大師）の父、地方豪族の佐伯善通（さえき よしみち）に由来します。空海は父の意向もあり中央の役人になるべく大学寮（官僚育成機関）へ進学します。ところが、空海はやがて仏教に興味を持つようになり父の意に反し出家します。空海は遣唐使として仏教などの勉強をし、20年の修業予定を2年で済ませ806年に帰国します。809年に天皇より入京が許されるまでの間の807年に創建したのが善通寺になります。

ＪＲの駅からまっすぐ伸びる道を20分ほど突き当たりまで行くと、右手に善通寺の山門が見えてきます。四国八十八か所霊場七十五番目でもあり、私が行く途中でも外国人のお遍路さんを見かけました。

山門をくぐると、空海が創建した東院（伽藍）になります。

すぐ右手に五重塔が見えます。山門をまっすぐ進むと本堂が見えてきます。本堂は大変堂々としたもので、仏像の大きさに圧倒されます。

本堂から西に2～3分歩くと、西院（誕生院）に入ります。

西院に行く途中には、毘沙門天もあります。御朱印は西院仁王門右横の建物でいただきます。仁王門をまっすぐに進むと御影堂（空海の生誕地）があります。御影堂には地下があり、戒壇くぐりという修行をすることができます。　　

仕事の合間に1時間ほどお参りしたのですが、

毘沙門天やビルマ風パゴダ（寺院）、宝物館もあり、ちょっとしたテーマパークのような感じでした。じっくり参拝するのであれば戒壇くぐりも含め2～３時間あった方が良いでしょう。　

なお、御本宮まで785段の石段があることで有名な金刀比羅宮までは、善通寺から5キロほど。ＪＲでも一駅です。今度行くときは、泊りがけでも善通寺と金毘羅宮の両方足を運びたいと思いました。