- 大澤 眞知子
- Super World Club 代表
- カナダ留学・クリティカルシンキング専門家
2/25に発表した「高校留学の凄まじい現実」ー体験者の声特集」に続いて今回は「交換留学団体」AFS経験者の驚くべき生の声です。
何とかこの悪い連鎖を止めたいとの悲痛な声をお聞き下さい。
カナダ・アメリカの「高校留学」の「大嘘」を日本に向けて発信を続けています。
1994年以来カナダ現地から、アメリカからのSOSから、たくさんの真実の声を拾い上げて来ました。
2004年には「留学せん事」という本も出版、人生の大切な一部を台無しにする10代の若者を少しでも減すことが出来ればと活動しています。
しかし、「留学団体」「留学エージェント」の語るバラ色詐欺話しに騙される親子が跡を絶ちません。
「悲惨な話」より「バラ色話」を信じたい人間の弱さでしょうか。
海を渡った瞬間「悲惨な高校生」の仲間入りをしてしまい、楽しいはずの10代を失くしてしまう現実に立ち尽くす日本の高校生たち。
それでも勇気を振り絞る日本の若者の声をお聞き下さい。
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AFSを通してでのアメリカ交換留学中です。
AFSは歴史も長く、規模が大きい、ということでAFSを使いました。
AFSはオリエンテーションという名の説明会が沢山あります。そこでは、甘い留学話を聞かされました。
現実はかなり違っていました。
AFSにはリエゾンという現地のサポート係が1人に1人必ずつきます。
しかし、実際は、何ヶ月もリエゾンと連絡が取れなかったり、そもそもリエゾンが居なかったり。私の友人のリエゾンは突然音信不通になってしまいました。私の場合も例外ではなく、リエゾンがストーカー化して、物凄い量のメールを1日に何件も送られました。「自分の家に来い。」「美味しいアイスクリーム屋さんがあるから一緒に2人で行こう。」などと頻頻に誘われます。私も流石におかしいし、怖くなって、実の母に相談して一緒に会うのは避けています。
また、ホストチェンジを留学中希望する人は物凄い多いです。
しかし、アメリカ国内また他の国でのホストファミリーは不足していて、ホストチェンジ待ちの学生が沢山います。まさに、保育園入学を待っている待機児童のように。
何度も言ってもホストファミリーが見つからなかったら、AFSは早期帰国を迫ってきます。
友人が実際言われたことは「これ以上、ホストチェンジしたいって騒いだら、強制的に帰国させるぞ。」と、AFSに脅されたそうです。
同じ地域に留学している、ノルウェーからの友人は「もうホストチェンジをお願いしないという契約書」にサインさせられた、と言っていました。
高校生、しかも留学生に対してやる事が、非道すぎます。
留学生の大半が1番輝くはずの高校2年生です。留年してまで来ている子も沢山います。
それなのに、貴重な10代をこんな体験で無駄にしている仲間がいることが辛いです。
友人の中には、帰国したらもう一度戻って復讐をするつもりだ。と言っていました。
私は、留学をして後悔はしていませんが、もう少し楽しい留学だったら良かったなと残念に思っています。
留学最後になっても、留学したことを後悔している人はいます。
私も正直なところ、AFSの化けの皮を剥いで、少しでも後輩達が悲しむことのないようにしてあげたいです。
留学は本当に甘くないです。
留学エージェントの言う甘い話は信じない方が身のためです。
バラ色話に騙されて流行りの短期留学する日本人の中には、頑張ってる方からすると、一緒に勉強したくない恥ずかしい学生もいます。
AFSは知名度高く、歴史のある団体ですが、決して信用性があるということでは一切ありません。
これからも真実を知らないまま、AFSでやってくる後輩達が心配です。
AFSの交換留学は生徒を公立に送りますが、本当にアメリカの公教育の低さには驚きです。
生徒は1度も授業中黙らないし、クラスはもう崩壊状態。
日本にいる頃は「交換留学」が魅力的に感じましたが、何故それが魅力的に感じられたのか今では信じられません。アメリカの公立高校にわざわざ、日本の私立上位校に居た生徒が行く、というのはホントにもったいないです。
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1994年以来続けている「高校留学の真実」の発信。
その間にはAFSについてのトラブル相談も数多く受けました。
一番多かったのは、ホストファミリーについてです。
ボランティアホストファミリーなどとの夢の謳い文句を掲げるAFSの問題点が、大きく浮かび上がる分野です。
性的虐待、食事なし、精神的虐待、人種差別などなど、日本の子供がひどい目に会い続けている相談を受けるたびに「なぜ未だに、こんな団体から留学する日本の子供があとを絶たないのか?」と暗い気持ちになります。
法的手段を取ろうとした親も多いようですが、最初のバラ色話に浮かされ署名した契約書が障壁となり、また事が起こった場所が外国であること、そして、未成年の申し立ては信用されない、などの馬鹿げた理由で諦める事例も聞きました。
AFSの闇の歴史についてはリサーチをなさっている方もいらっしゃいますので、「高校留学の凄まじい現実」ー体験者の声特集」の冒頭の記事をお読み下さい。
このコラムを読んでいる方で、もしAFS交換留学を視野い入れている方がいらっしゃいましたら、ぜひこの内容を真正面から質問してみて下さい。
悲惨なAFS経験をブログにした勇気ある高校生もいますので、それもぜひじっくり読み、あなたの、あなたの子供の人生を壊さないよう、切に祈るばかりです。 (すでに留学を終えている方のブログです。留学中にはAFSからの仕返しが怖くて書けなかったことも、真正面から指摘しているブログです。)
勇気ある声が、出来るだけ多くの日本の方に届きますように。
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このコラムの執筆専門家
- 大澤 眞知子
- (カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)
- Super World Club 代表
カナダにいらっしゃい!
カナダ 在住。パンデミック後のNew Normal 留学をサポート。変わってしまった留学への強力な準備として UX English主催。[Essay Basics] [Critical Thinking] など。カナダから日本に向けての本格的オンライン留学準備レッスン・カナダクラブ運営。
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