大澤 眞知子(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)- コラム「アメリカ公立高校のお粗末な教育事情」 - 専門家プロファイル

大澤 眞知子
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アメリカ公立高校のお粗末な教育事情

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留学 大学・高校正規留学 2018-03-06 04:10

Washington Post の記事からの抜粋)

Braden Gibson, 36, worries that his son will get less attention at school because the teachers have to spend so much time on the basics.

“They are under pressure to get the kids to learn English and pass the tests to secure their funding,” he said.

 

移民労働者なしでは経済が機能しないアメリカ。

トランプがいかに白人至上主義を叫んでも、移民を排斥しても、何度ツイートしても、これは厳然たる事実です。

そんなアメリカの混迷真っ只中の親たちが危惧する、公教育の衰退。

 

「子供の通う学校のレベル低下が心配だ。教師は基本的なわかりきった事に時間を使ってばかりいる。英語の出来ない移民の子供がテストにパスし、卒業出来ないと、政府からの資金援助を断ち切られることが原因だ。」

 

アメリカ政府も馬鹿な制度を導入したものです。

英語のわからない移民の子供たちは、もちろん公立高校に通います。

金持ち白人の親が選ぶエリート私立高校には高額の授業料がかかりますから。

その移民の子供たちが英語を学び、アメリカ社会に貢献するためには、適切な英語教育が必須のはずですが、予算不足、低い給料の教師の動機不足なのか、役にも立たない見せかけのESLまたはELLというコースがあるだけです。

 

そんなESL, ELLを経ても本来のアメリカの高校生レベルの能力がつくはずもなく、迷ったままの移民の子供たちですが、学校は、正規のクラスにお仕上げます。

そして、卒業に必要な難しいENGLISHのコースを取らせますが、もちろん、対処できる能力はありません。

従って、宿題さえ何か書いて出せば、テストでも何か書いてさえいれば合格点を出し、とにかく卒業率をあげることに執心しているのが現状のようです。

 

そんな公立高校を抱えるアメリカの大きな病。

学費の高い私立高校との格差の広がりも驚くばかりです。

トランプの登場でますます荒れる公立高校。

 

教師が銃を持って生徒を守る? どうしたら自分も殺されないようにするか?

オクラホマの小学校には耐銃弾シェルターを教室に設置始めたそうです。

銃撃者が侵入したら、みんなでそこに入るんだそうです。

 

移民・難民の子供たちの将来が大いに心配なところですが、そこに「え?何々?」と放り込まれる日本の高校生がいることも驚愕の事実です。

インチキな交換留学を未だに行っているAFSなどが高校生を送り込むのが、その公立高校です。

また、日本企業の海外駐在員に同行し、アメリカに連れて行かれ、通うのが公立高校です。

折角、英語とクリティカル・シンキングの国アメリカでの体験が、アメリカの隠れた惨状の中に放り込まれただけのことに成りかねません。

困っている日本の子供たちの数は膨大になるのではと心配しています。

 

Washington Post の記事が、その心配をもっと確実なものにしてしまいました。

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