- 小澤 康宏
- 東京都
- 経営コンサルタント
対象:新規事業・事業拡大
- 下村 豊
- (経営コンサルタント)
今回もパートナーとの施工の質向上策「施工体制構築」について解説致します。施工体制の不透明差が残る中、施工体制の構築には、必要な機能を明確にすることであり、その機能に仕事が就くと考えて頂ければよいと思います。
施工機能には、主に管理機能、監督機能、施工機能、設計変更機能、維持メンテナンス機能などが考えられます。少ない技術者において、いずれの機能も兼務は可能です。しかし、明確に仕事の中身は分けることが必要です。特に、管理と監督は分けていくべきです。しかも、監督機能が直接施工を行う上では、非常に重要な機能です。その監督機能とは、世話役及び職長の職務です。
例えば、①標準施工に基づき、作業方法の決定、②工種毎に作業する者(技能者、作業員など)の配置、③作業する者への指示命令、作業指導、監視、④資機材手配、⑤図面に基づく数量算出、拾い、丁張り・遣り方設置などです。
この監督者の職務を直営の世話役又は下請け業者の職長が行う場合、何処まで担当させるのか或いは、請け負わせるのかを明確にすることが重要です。
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