中小企業にとって、生命保険は節税に目が行きがちですが、事業継続にとってもっと大切です。
まだ若い経営者がある日突然倒れ、会社を運営できなくたったケースを見ました。
その会社は社長が一人でワンマンで、社内の誰も社長の業務について知りませんでした。
社長がいなくなって、当然ながら仕事が入ってこなくなり、お金も入ってこなくなりました。
銀行の借入金、取引先や従業員の給料など諸々の支払いに完全にお金が足りませんでした。
借入金の担保に社長の自宅が担保に入っていました。
保険には一切加入していませんでした。
会社や従業員、取引先だけでなく、遺族にも迷惑がかかってしまうこのような事態には絶対にお客様をあわせてはいけないと思いました。
保険嫌いだからと言って保険に入らない社長がいますが、会社や従業員、取引先、家族を困らせないためにも改めて保険の必要性を感じました。
それなりの資金的な余裕があればいいですが、たいてい準備できていない会社が多いかと思います。
今一度自社の万が一のための保障を見直してみてはいかがでしょうか。
このコラムの執筆専門家
- 大黒たかのり
- (東京都 / 税理士)
- 大手町会計事務所 代表税理士
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