今日はインフラについてのお話です。
ミクシィが8月から、一つのIDで複数のWebサイトを利用できるようにする技術規格「OpenID」の認証サービスを始めました。
mixiユーザーは使い慣れたmixiのIDとパスワードで、OpenID対応サイトにログインできるようになりました。
ミクシィが「マイミクシィ認証」と「コミュニティ認証」の2種類のサービスを提供することで、mixiの特定のユーザーの友人(マイミク)やコミュニティ参加者だけに閲覧や更新を許可するサイトが構築できるようになります。
このmixi OpenIDを活用することで、ミクシィの会員基盤を活用することを前提としたビジネスモデルが可能になるわけです。
今までは、インフラというと、ファシリティ、H/W、OSといった「モノ」の視点から考えられてきたわけですが、このmixi OpenIDは「ヒト」の視点からのインフラといったことになるのでしょうか。
Windowsに代表される「モノ」の視点からのインフラ構築は成熟化が進み、これからの時代は「ヒト」の視点からのインフラ構築が注目されるでしょう。
今までの「モノ」の視点からのインフラ同様、過度に依存することのリスクは当然意識しておく必要があるわけですが、スピード経営を実現するために、mixi OpenIDのような選択肢を検討することの意味合いは大きいといえます。
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このコラムの執筆専門家

- 長谷川 進
- (神奈川県 / 経営コンサルタント)
新規事業成功の鍵は、リスクヘッジを考えた事業戦略策定にあり
日本アイ・ビー・エム在籍時の15年間に多数のITプロジェクトに参画しました。その経験から、「新規事業が失敗する場合の多くは、構想段階に問題がある」と考え、リスクヘッジを根底においた事業戦略の策定、プランニングを行っております。
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