人を幸せな気持ちにする、焼きたてパンのおいしさの秘密に迫る - パン・天然酵母 - 専門家プロファイル

不破 美穂子
MICCHEL パンと料理の小さな教室 料理家
東京都
料理講師

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対象:料理・クッキング

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閲覧数順 2024年12月05日更新

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人を幸せな気持ちにする、焼きたてパンのおいしさの秘密に迫る

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大変ご無沙汰しております。

不破です。

専門家プロファイルのコラムをかなり長い間お休みしてしまいました。

そっと見守ってくださった皆様に感謝申し上げます。

カフェ、楽天、パンと料理の教室・・・

今も継続中ですが、このままこれからも継続していけるように時間をうまく利用していきたいと思います。

さて、怒涛のように流れていく日々のなかで、「教えて!goo」での取材依頼がありました。

パンや料理のことで取材を受けるのは、久しぶりだったのでびっくりしましたが。

私でよろしければ!

ということで、回答させていただきました。

こちら、御覧くださいませ。

人を幸せな気持ちにする、焼きたてパンのおいしさの秘密に迫る

 

焼きたてのパンのおいしさは格別だと思うが、皆さんはどうだろう?ベーカリーなどで、パンの焼き上がり時間が書かれていると、思わず並んでしまうという人もいることだろう。「教えて!goo」で「焼きたてパンを食べたときの気持ちをひと言」(http://oshiete.goo.ne.jp/oshitopi/order/detail/13064_)と聞いたところ、食感や香りについて多くの声がよせられた。

■ライブ感いっぱいの感想

「何もつける必要がない。小麦の味と香りそのもの」(エムエフさん)、「うまいに決まっている」(bolthifurusiさん)、「ふゎ、さくっ!」(ヴィヴィアンリさん)、「こおばしい〜」(ライオネスさん)、「カミさんがオーブンから出してきた。『う~ん、いい香りだなー』、外側パリッ、中ふわー、『うまいな~』」(kngwbr-43さん)など、パンを手にした情景が浮かんでくるような、ライブ感いっぱいの感想が多く寄せられた。

焼きたてよりは少しおいたほうが、味が落ち着いておいしいという意見もあったが、大半はふわっとした焼き上がりや、香ばしさ、素材そのものの味わいに、おいしさを感じているようだった。

焼きたてのパンがおいしく感じられるのはなぜなのか。冷めたパンにはない何か特別な成分はあるのだろうか?製パン技術に詳しく、自身でも手作りパンと料理の教室を主宰している料理研究家の不破美穂子さんに聞いてみた。

■香ばしさとしっとりふわふわの相乗効果

「焼き上がった直後のパンは、水蒸気を発散して空気を取り込みます。ここからしっとりふわふわの食感が生まれます。また、温度が高い方が香りはよくなるので、香ばしさとしっとりふわふわの相乗効果で、焼きたてパンは美味しく感じられるのではないでしょうか」(不破さん)

ホームベーカリーでパンを焼いている人から、焼き上がりのあの香りに包まれると幸せな気分になると聞いたことがあるが、香りの良さは温度が関係していたのだ。ところで、ベーカリーショップでは焼き立てパン自体のにおいをかぐことは少ないと思うが、それでもおいしそうと感じる理由は何なのだろうか?

■焼きたてパンが手に入るという期待感と、飽きさせない雰囲気!

「ベーカリーショップで買うパンをおいしいと感じるのは、水も含めたこだわりの原材料を使っていることもありますが、加えて、焼きたてパンが並ぶ広い店内、時間になれば必ず焼き上がる期待外れのない環境、お客様を飽きさせない雰囲気があると思います。実際にそれぞれ工夫していて、日本のパンは本当においしいと思います」(不破さん)

ところで、どんなパンでも焼きたてが一番おいしいのだろうか?パンの種類によっては食べごろが違うのではないか?再び不破さんに聞いてみた。

「全てのパンが、焼きたてが一番とはいえません。柔らかいパン系は焼きたてから20〜30分後、フランスパンやライ麦パンのようなハード系は、30分〜60分たってからが食べ頃です」(不破さん)

室温で保存するときは、切らずに丸ごと保存袋に入れて。冷凍する場合は、スライスして1枚ずつラップで包んでから保存袋に入れるとよいそうだ。

冷凍したパンは、全体に霧吹きをしてアルミホイルに包んでトースターで5分焼き、ホイルをとってさらに2分焼くと、焼きたてのおいしさが再現できるということなので、皆さんもやってみてはどうだろう。
ただし、糖分の高いパンは、焼き色が早くつくので、焦がさないよう焼き時間に気をつけるように。あと、くれぐれも食べ過ぎは厳禁だ。

 

●専門家プロフィール:不破 美穂子(ふわ みほこ)http://profile.ne.jp/pf/fuwa-mihoko/

料理研究家。イギリス滞在中に焼菓子を学び、帰国後製パン技術を習得。飲食店や企業向けのレシピ開発、手作りパンや料理に関するメール相談など幅広く活動中。パンと料理の小さな教室「MICCHEL」主宰。


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