目に見えるクロスの汚れなど表面的に気になる部分があるかもしれませんが、木造住宅を長持ちさせるには「構造部材の乾燥状態をいかに保つか」がポイントだと思います。(人間が皮膚の保湿が大切なのと逆)
木材の含水率が高い(含水率30%以上)と腐りやすい原因になる他、強度も低下します。
一方、絶乾状態(含水率0%)だと変形・ひび割れが発生しクギや固定金物が利かなくなってしまいます。
気乾状態(含水率15%前後)を保つためには、
◎天井裏・軒裏・床下の換気を保つ
◎屋根・外壁・バルコニーの下地(防水層)からの水の浸入を防ぐ
◎室内・外の温度差による結露を防ぐため、室内換気をこまめにする
などが挙げられます。
家が傷む前に専門家やご自身で点検されてはいかがでしょうか(^^)
このとき天井裏配線などをいじって、出火の原因にならぬよう火事にご注意ください。
このコラムの執筆専門家
- 齋藤 進一
- (埼玉県 / 建築家)
- やすらぎ介護福祉設計 代表
子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅までやすらぎの空間を
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