2.用途地域
私たちの暮らす場所には、人を優先的に住まわせる「市街化区域」と農地など住宅地として避けたい「市街化調整区域」などの地域があります。
「市街化区域」には「用途地域」が定められ、建ててよいものといけないものが建築基準法で定められています。(住居系・商業系・工業系など)
「商業系」は名のとおり、商店などが多いのでお客さんも買い物・飲食目的で来られますが、「住居系」「工業系」はターゲットをはっきりさせる必要があります。
・住居系地域にお店を構えるポイント
飲食店の場合は、まわりにお店が少ない分、近隣住民をターゲットにしてリターン顧客として押さえる必要があります。特殊な趣向で遠くからの顧客を捕まえる例もありますが、その例は4.サービスで触れます。
・工業系地域にお店を構えるポイント
名のとおり、工場や倉庫が多い地域でそこに勤める労働者がターゲットになります。
ゆっくり上品に食べるお店より「早い・安い・うまい」系が流行るのは言うまでもありません。
時間帯も平日お昼が勝負時で、夜や休日はお休みするお店が殆どです。
たまたま住んでいる家を店舗兼住宅にされる際は、近隣状況をチェックすることが重要です。
明日は3.近隣状況についてお話いたします。
このコラムの執筆専門家

- 齋藤 進一
- (埼玉県 / 建築家)
- やすらぎ介護福祉設計 代表
子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅までやすらぎの空間を
医者に外科・内科等があるように、建築士に介護福祉専門家がいてもいいと思いませんか?人生100年時代を迎えた今、子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅など終の棲家まで、ライフステージを考えた安心して暮らせる機能的な住まいを一緒に創りましょう
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