- 荒川 雄一
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
- 東京都
- 投資アドバイザー
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対象:お金と資産の運用
こんにちは!
さて、8日に財務省が発表した2月の国際収支速報によれば、日本の経常収支が5カ月ぶりに6127億円の黒字になったとのことです。
経常収支は、モノやサービス、配当など海外との総合的な取引状況を示す重要な指標です。
輸出から輸入を引いた貿易収支は赤字ではありましたが、-5334億円と1月の4分の1以下に大きく減少しました。
要因としては、企業が4月以降の増税の影響を考え、輸入の伸びが鈍化したと共に、輸出が前年同月比15.7%増加したことが大きかったようです。
サービス収支については、前年より赤字額が143億円増加し、-1934億円となりました。
そして、日本の経常収支の“稼ぎ頭”である第一次所得収支(海外からの配当など)は、505億円増加して、1兆4593億円の黒字となり、こちらは3カ月連続の拡大となりました。
これによって、2013年度(2013年4月~2014年3月)の経常収支は、かろうじて“黒字”となりそうな見通しです。※まだ、安心はできませんが。。
しかしながら、手放しで喜んでばかりもいられません。
というのも、4月からの消費増税が景気にどのような影響を与えるのか予断を許さない中、エネルギー輸入については、今後も拡大が続く見通しとなっているからです。
従って、単月での経常赤字は“ちょっと一服”とはなりましたが、今年一年、日本の「財政赤字」と共に、「経常収支の動向」からは、目が離せない状況が続いていきます。
引き続き、しっかりと、ウォッチしていきたいと思います。
朝晩の寒暖差が大きい季節です。
健康に留意され、穏やかな週末をお過ごしください!
このコラムの執筆専門家
- 荒川 雄一
- (東京都 / 投資アドバイザー)
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
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