脳のトレーニングにより藤澤選手(プロ格闘家)はどう変わったのか? - ヨガ全般 - 専門家プロファイル

辻 良史
筑波大学発ベンチャー(株)サイバー・ヨガ研究所 代表取締役
東京都
博士(体育科学)

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閲覧数順 2017年10月17日更新

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脳のトレーニングにより藤澤選手(プロ格闘家)はどう変わったのか?

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無敗脳

火の呼吸で一生負けない脳をつくる無敗脳ヨガ道場の辻です.


前回の続き です.


…藤澤選手は試合後,開口一番「今までと全然違いました!」と興奮冷めやらぬ口調でおっしゃっていました.


DEEP 65 IMPACT


今までリング上では地に足がつかないような感覚に襲われることもしばしばあったそうですが,

今回はリングに上がっても周りで応援する知人の顔もはっきりわかるぐらい落ち着いていたそうです.


それは,私から見ても明らかでした.


表情がとても落ち着いていたからです.


この脳のトレーニングの効果は,最も緊張する場面で一番その違いが感じられます


逆にそのような状況にならないとなかなか本当に効いているのかどうかはっきりと認識できず,不安がよぎると思います.


(当スタジオの場合,一定期間ごとに様々なタスクを施し,

効果測定の検証に取り組んでおり,このような懸念を最小限に食い止める努力をしております)


当スタジオのお客様も皆様口を揃えて,「何か最近本当に緊張しなくなりました」とおっしゃいます.


これは,脳は頭蓋骨で覆われているためどうしても筋肉みたいにビジュアルに現れないため,

効果は明らかに感じるが,見た目は特に変わっていないので,「なぜか,何か,変わってきた」という表現になるようです.


具体的には明記できませんが,実際は脳内では,5つの機能が向上しております.


昔から日本で主流のメンタルトレーニングとは異なり,ポジティブイメージなど気持ちを無理やりただ強く持たせたり,

筋弛緩法,腹式呼吸,セルフトークなどの一時的な自己コントロールは一切行っていません


激しい競技スポーツ分野の前ではそれらのテクニックはほとんど無力だからです.


つい昔まで,日本のスポーツ指導者がウェイトトレーニングを否定していたように,

メンタルの分野も今一度意識改革が必要だと個人的に感じています.


ストレス・コーピングなどの認知行動療法的なアプローチだけではほとんどのケースで限界が訪れます.


やはり,それらのメンタル・スキルはアプリケーションソフトに該当し,

ハードである人間自身(脳)をバージョンアップしてくれるものではありません


メンタル分野も世界の流れからも,自律神経や脳に直接アプローチする科学的な手法が望まれ,

いずれ標準的なトレーニングとなるといえます.


ただ,まだまだ時間がかかると思います.


今回,藤澤選手は,自分がどんなに有利なポジションでも勝ち急ぐことなく,まさにマインドフルネス的な戦い方でした.


何の感情も挟まず,目の前に起きている現象に対して反応し,対処するという具合です.


完全にマシーンと化した戦い方でした.


相手にとっては,藤澤選手が何をしてくるのかが分からず,かなり不気味に感じたことだと思います.


今回の勝利は藤澤選手の努力の賜物であり,メンタル面で少しでもお役に立てましたら嬉しく思います.


心・技・体に関しては,普段の練習時ではこの3つの要素がうまく回転していることが望ましいですが,

試合では「心」の部分がものすごく大きなウェイトを占めてきます


それは,先日のソチ・オリンピックでもご理解いただけたと思います.


本番での心の弱さは,体力を削り,技の質も著しく低下させてしまいます.


それは交感神経の過剰興奮により,酸素消費量が増加し,筋肉も収縮するからです.


その交感神経は,勝敗の「結果」を過剰に意識した際に興奮する脳の扁桃体の影響を強く受けます.


「今」に集中するというメンタリティーの獲得とともに,

扁桃体が興奮してもそれを抑えてくれる役割のある背外側前頭前野の活性化も重要になってきます.


それは,ヨガや「心拍変動呼吸(HRV)」の実習により可能になってきます.


「心拍変動呼吸」は,日常トレーニングとしては必須ですが,試合前に行う際にはかなりの注意が必要となります.


場合によってはさらにメンタルが悪化してしまいますので,数種類の使い分けが必要になってきます.


当スタジオのプログラムの特徴は再三お伝えしておりますが,ベースにヨガがあるところです.


ヨガを行わないのはパソコンに電源を入れないことになり

そもそもがバイオフィードバックも,ニューロフフィードバックも最大限の効果が得られないことを指します.


しかも,ヨガやHRV呼吸など自宅でのトレーニング・プログラムが充実していることろが

実はアスリートのメンタルを一定に保っている要因とも考えられます.


スタジオに通っている間だけしかトレーニングできないプログラムだと週3回は通っていただく必要がありますし,

地方や海外遠征になれば,メンタルが悪化してしまうというリスクを背負ってしまいます.


でもヨガなら畳一畳あればどこでも行え,バイオフィードバックやニューロフィードバックの効果をかなり維持してくれます


それは,ヨガ自体がバイオフィードバック だからです.


今回のトレーニングに関する詳細は,来月の4月14日発売の『月刊 秘伝(5月号)』で掲載されますのでよろしければどうぞご一読ください.


「禅道会」の西川道場長が今回のトレーニングに関する感想をブログに書いてくれています.


合わせてお読み頂けましたら今回のトレーニングの理解がより深まると思います.


P. S.


この日の無敗脳飯は,ココイチの『グランド・マザー・カレー』

 

DEEP 格闘技


これはおいしかったので,人気メニューになると思いました.


どの分野においてもベースにはヨガが絶対不可欠ということで,カレーネタで締めたいと思います.


東京都 港区 田町/三田【無敗脳ヨガ道場辻でした.

 

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