経営センスとはそもそも何なのか、世の中に色々な定義があると思いますが、私なりに考えて見たことでは「情報収集能力」、「分析、判断力」、「実行する、させる力」の総合力ではないかと思っています。経営者は最終的には自らの判断に合わせて他人に“実行させる”ことが重要だと思いますが、その前段部分で納得が得られていないと人はなかなか思ったように動きません。理解不足や納得不足が「経営センスが無い」という発言につながっているのだと思います。
どのような情報をどう分析してどう判断した結果なのか、実際ははっきり言えないことが多々あるのも事実なのですが、可能な範囲で説明して納得させる努力をしなければ“実行させる”につながっていきません。この部分を軽視しているのならば、結果的に現場の生産性は上がらないわけですから、経営センスがないと言われてしまっても仕方がないのかなと思います。
このコラムの執筆専門家
- 小笠原 隆夫
- (東京都 / 経営コンサルタント)
- ユニティ・サポート 代表
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