「不妊治療の効果を上げるために自分で出来る事はなんでしょうか。」
という質問に対してドクターよりコメントが掲載されていました。
”期待できる事と言えば血流をよくすることでしょうか”
とのこと。
以下JINEKO(秋号)より
不妊治療というのは、その卵の発育過程における最後の段階で注射を打ったり、いろいろな治療を施しているわけです。卵の発育過程における最後のホルモン指令や注射の薬液がどのように卵に伝わるかというと直接卵子や卵巣に注射を打つわけではもちろんなくてお尻や肩に打ってその薬液が静脈から血液に溶け込んで心臓を回ります。そして心臓から動脈に回って今度は身体中をぐるぐる回っていく間に分解されていくのです。
その血液の循環の間にたまたま卵巣を通ったお薬が卵巣に働くという仕組みなのです。卵巣というのは子宮と違って血管はあまり多くないのです。大きな血管があってぐいぐい働くとかそういう形ではないので、本当にごく一部しかホルモンは働いていないのではないかと考えているのです。
冷え症の人は冷たい足から流れてくる静脈というのは、卵巣の横を通っておなかの中に入ってくるのです。ですから「足がつめたいね」っていう人は「卵巣を冷やしていますね」という意味にもなるわけです。
冷やしたら血管は縮むわけで、もともと血液の循環の悪い卵巣が冷たい静脈にによって冷やされて余計に血液循環が悪くなることもあると思います。
そういうわけで、血液の循環を良くする事によってホルモンを含んだ血液が2倍流れることになれば、身体は同じようにホルモンを出していても同じ注射を打っても血流が良い事によって効果は違ってくるのではないかと思います。
以上その記事の一部ですが、卵自体を若返らせたり、変化させる事は今の医学ではまだ難しいというのが現状ですが、血流を良くする事によってホルモンの流れをよくすれば、今まで小さくて拾われなかったような卵や発育途中の卵も育つかもしれない、そして多くの卵の中から質の良い卵が育つ確率が上がるのではないでしょうか。
卵は約120日かけてゆっくり育っていきます。その過程でしっかりと身体の管理をし、不妊治療の準備をすることが良い卵がとれる確率をあげることにつながり、それが妊娠率アップにつながります適度な運動や、ストレスを溜めない生活は基本ですが、適切な鍼灸治療は冷えをとり、血行を促進しますので、妊娠しやすいからだづくりのお手伝いになるのではないかと思います。
鍼灸師 石橋
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