
「よおおし、やるぞ~今回は失敗したけれど、もう原因は見つけたし対策も採った!今度は絶対に上手く行く!」
こんな部下ばかりだったら楽しいと思いませんか?そうですよね~楽しいですよね~
ところが、多くのリーダー達に会って私が思うのは、どうも、こういう部下よりも、深く反省し、悩み、自信を失い、ため息をついている部下がいる方が喜んでいる・・・そんな気がするのです。
私の思い過ごし??・・・そうであれば良いのですが、果たしてそうなんでしょうか?
ならば、なぜそんなにも反省を促すのでしょうか?
反省から次の行動への強いパワーは生まれてくるのですか?
反省からは、自己否定感しか生まれません。
自己否定感からは、前向きなエネルギーは生まれてこないのです。
なので、いくら反省しても彼らは成長しないで同じ事を繰り返すのです。
これを、反省の深さが足りない!と解釈してより反省をさせようとする・・・すると更に自己否定感が深まり、ますますどん底に落ち込んでいきます。
必要なのは反省ではありません。分析と対策です。
反省と分析はどう違うのかと言うと、反省は、上司に対して行いますが、分析は自分と相手に対して行うのです。上司を気持ちよくさせることで、問題が解決し、自分も成長出来るのならばいくらでも反省すれば良いのです。でもそれはあり得ません。
なぜ?どうして?・・・これに対して考えるのが反省。
なにが?どうしたら?・・・これに対して考えるのが分析と対策です。
部下の自己肯定感を高めていくと、失敗した後の会話は全て「なにが?どうすれば?」で進められます。それにより、極めて短時間で問題を解決させ、次なる手を打てるようになるのです。
部下の自己肯定感を高めていくのは、上司の役割です。
上司の態度で決まります。部下を自己肯定への道を歩ませるか?自己否定への道を歩ませるか?
「なぜ」を「なに」に換え、「どうして」を「どうすれば」に換えるだけです。
そして「失敗した」問題ではなく「チャレンジした」行動に対して常に例外なく承認と賞賛を続けることです。
チョット上司の言葉を良く聴いてみて下さい。
どちらを使っていますか?「なぜ?」「なに?」「どうして?」「どうしたら?」
よ~く聴けば、上司が誰を守ろうとしているのかが良~くわかりますよ。
あなたなのか?自分なのか?
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