「その研修を受講したあとは、あなたはどんな表情をしているでしょうか?」
その質問を受けたAさんは、え?と言う顔をした後、
「そうですね~きっと、なにか今持っている心のモヤモヤがスッキリと晴れて、ぱあああ~っと明るい表情になっているような気がします。」
「なるほどね~いいですね。きっと素敵な表情でしょうね~。では、そんな表情をしているAさんは、どんなことを実現させているんでしょうか?」
「はい、きっと、今目指している『自分がなりたいと思っている〇〇さん』のように、バリバリ仕事をして、自分がリーダーを務めるプロジェクトを推進していると思います!」
未来の姿は、今、未だ実現はしていません。
自分の本音は、それを実現させたいと思っています。
しかし、周囲の人は現実はそんな簡単では無い、と言ったりします。
確かに簡単では無いかも知れません。でも、チャレンジもしないで、出来ないと決めつける必要はありませんよね。昨日も目標の持たせ方について話をしましたが、目標を持つ時は、同時にそのタイミングで「目標達成の意欲」を高めていくことが非常に重要なのです。
意欲を高めるには、ただ目標を持つだけでは無く、現在の自分の能力を向上させるために何が必要かを考え、その必要だと自分で考えたスキルの獲得にチャレンジし、その結果自分がどんな状態になっているか?と言う未来を想像することがポイントになってくるのです。
その未来の姿は「出来ている自分」「目指している自分」の姿です。そのイメージからわき上がってくる「意欲」が何よりも大切なんだと言う事です。
上司やコーチの役割は、部下やクライアントを成功に導くことです。
成功に導くには、成功のイメージをより明確にしておく必要があります。
イメージが不明確では、到達地点がわからないから結局はそこに行けないのです。
成功イメージを持つことを「妄想」と言う人もいます。
でも、「妄想」で良いのです。
むしろ出来るだけ楽しい「妄想」をして欲しいのです。
そしてその「妄想」をより具体化するのです。
具体化すればするほど、現在の環境や条件や能力と、妄想とのギャップがハッキリしてきます。
ギャップがハッキリするから、何をすべきかがわかります。
何をすべきか?については、自分で見つけなければなりません。
「何をすべきか」を上司が伝えると、その時点でもう「やらされ感」でいっぱいになります。
「やらされ感」は意欲ではありません。
ただの義務です。
意欲の基本は「自主性」「主体性」です。
成長のためには、ストレッチが必要です。
ストレッチとはチャレンジです。
チャレンジには、意欲が必要です。
意欲は、自らが自分の内側からわき出させるものです。
さあ、あなたの部下は、意欲を持って目標に向かっていますか?
ちょっとエネルギーが少ないかな?と思ったら、是非とも「成功イメージ」を聴いて上げて下さい。
きっと未だワクワク感が少ないだけです。
あなたが「未来」を聴いてあげれば、きっとエネルギーレベルは上昇してきますよ。
だって、あなたも同じでしょうからね~
「相手軸!相手軸!」
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