自虐的な独り言は、ストップ、ドロップ、ロールで封じる。 - 心と体の不調全般 - 専門家プロファイル

鶴田 育子
全米認定カウンセラー
心理カウンセラー

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茅野 分
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(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
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市原 真二郎
(カイロプラクター)

閲覧数順 2024年12月01日更新

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自虐的な独り言は、ストップ、ドロップ、ロールで封じる。

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メンタルヘルスコンサルタント

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すっかり春めいてきましたが、いかがお過ごしでしょうか。 

こちら、昨晩、英語の発音改善クラスにいってきました。

在米16年、アメリカの大学院を卒業し(当然のことながら授業は英語)、カウンセリングに従事し(当然のことながらクライアントとの会話は英語)、MBTIに基づく企業研修を行っているのに(当然のことながらプレゼンテーションは英語)、いまさら、発音改善?と思われるかもしれませんね。

私も、ずっとそう思っていました。通じるのだからいいじゃないと。 

それがなぜ変わったか。

数週間前の話です。コンピューターばかり見る生活をしているうち、突然、右目の真ん中に、黒い輪がドイーン。飛蚊症は前からあったのですが、それにしては、濃くて大きい。慣れるしかないのかなと思っていたら、翌日、そういう問題じゃないですよ〜といわんばかりに、右目の右側に、雨だれが。あっ!と思う間もなく、今度は、雷がピカッ、ピカッと右目の中で炸裂。

結局、硝子体剥離でした。

発症から6週間がヤマ(もっと硝子体が剥離して、ついでに網膜まではげる、つまり失明)だそうで、今は、経過観察中です。(発症直後から、朝な夕なに、自然治癒力を高める自己催眠テープを聴き、おかげさまで今は、落ち着いてコラムが書けるので、ありがたいことだと思います。)

 それが、なぜ、発音改善と関係あるのか。

 実は、私には、緑内障の気もあって、UCLAでの定期検診が欠かせません。実は、夫も、一型糖尿病でインシュリンポンプをつけているため、これまた、UCLAに入り浸り。つまり、夫婦そろって、UCLAから離れられそうにないのです。

ということは、もしかして、老後もアメリカ!?

だとしたら、いつまでも、腰掛け気分(16年たってはいますが)ではいられないと、一念発起したわけです。

で、発音改善クラス。

ロシア、フランス、イタリア、ブラジル、メキシコ、インド、台湾、タイ、中国、日本とそれぞれの文化を持つ参加者は、みなプロフェッショナル。講師も、知識が豊富で、これなら、残り10週、いけるなという実感とともに、夜10時までの三時間クラスを終了することができました。

 問題は、今朝です。

 ゆうべ録音した自分の英語を聞いて、こりゃ、先が長いなあと、ため息。

講師に勧められた英語の新聞を音読、録音、再生して聞いた時点で、じわっと涙が。

私って、こんなにアクセントひどかった?

こんなアクセントにつきあって、周りの人も、さぞかし迷惑していたことだろうと、自己嫌悪地獄に落ちそうになりました。

 

しかし、私は、ストレスマネジメントの専門家。

ここで、悲嘆にくれていたら、プロの名がすたる。

 実は、今夏7月13日に、日本キャリア開発協会の向上研修でストレスマネジメント講座を担当することになっているのですよね。

 

そこで、わき上がりそうになる涙がこぼれだす前に、深呼吸。

 気を取り直して、新聞を音読しなおし、まんざら悪くないと思えるところまで、浮上しました。

目のときの自己催眠といい、今回のストレスマネジメントといい、芸は身を助けるとはよくいったものです。

 

さて、前置きが長くなりましたが、今回のテーマは、「自虐的な独り言は、 ストップ、ドロップ、ロールで封じる」です。 

ストップ、ドロップ、ロールは、アメリカの子供たちが火災訓練で最初におぼえる言葉です。衣服に火がついたら、燃え上がらないように立ち止まり、手で顔を覆って身をふせて、ころがり回って火をもみ消すという意味です。

 自分を惨めな気持ちにする独り言は、自虐的で、非生産的、百害あって一利無しです。それどころか、自分が、ドヨーンとしていると、空気が濁って、周りの人まで、嫌な気持ちにしてしまいます。

 だから、惨めな気持ちが襲ってきたら、即、ストップ。

(あっ、やっている、やっている。これは、単なる考え方の癖。癖に気づけば、それは、選択。私は、惨めを選択しない)

 深呼吸して、遠くを見つめ、 自虐的な独り言をドロップ。

(泣いたって、はじまらない。そうだ、この経験を書けば、きっと実感がこもっているから、人の役に立つだろう)

 再び、深呼吸して、気分が良くなる考え方にロール。

(練習すれば何とかなる。繰り返せば、英語の発音に必要な筋肉は、確実に強化される。女優だと思って、なりきろう)

 

知らず知らずのうちに自分を惨めな気持ちにしてしまう独り言がはじまったら、「ストップ、ドロップ、ロール」で、乗り切りましょう。

 知らず知らずのうちに自分を惨めな気持ちにしてしまうのも自分なら、ストップ、ドロップ、ロールで、胸の内がほっこり温かくなる前向きな気持ちにしてくれるのも自分です。

 どんなときであっても、自分の人生の選択権は、自分にあるのだということを忘れずに。

 

生きていられる事に感謝して、自分にできることを精一杯やっていきましょう!

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参考サイト:聴くだけで元気になる!

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