- 萩原 貞幸
- 株式会社ファンドファンクション 代表取締役社長
- 大阪府
- 経営コンサルタント/起業家
対象:事業再生と承継・M&A
- 村田 英幸
- (弁護士)
- 村田 英幸
- (弁護士)
・イオン側
丸紅からの要請で20%出資していたが、
実際イオン側のメリットはあまりなく、
今回、丸紅株分を取得して役員を派遣、
ダイエーをイオン化する様相。
イオン化できればPB商品の流通、
スケールメリットを活かせる部分も多い。
2008年以降 赤字続きのダイエーで、
今回の取引額が格安とはいえないが、
比較的安い金額で手中にできるためメリットはあろう。
・丸紅側
当初のダイエー株 取得額884億円
今回の売却額130億円
負の資産処理。
上場企業の場合、どうしても大きな損失がある場合
先送り、もしくは将来利益が出たときの
抱き合わせ処理になりがちですが
買収する場合、ファンド形態でも、傘下におさめる
プリンシパルの形態であっても
ロスカットのルールが必要。
取得額の何%を割り込むと売却するというルール。
商品トレーダーのルールのように。
また、当初 小売を傘下に置くことにより、
川上から川下まで一気という構想であったが
やはり、川上を得意とする商社において、
川下 リテールの経営は、やはり勝手が違うのか。
ダイエーについては、いろいろな問題もあるのであろうが、
ダイエー買収の成功スキームは、
やはり非上場化によって意思決定をはやめ、
ある程度の資金を投下して立て直すというのが
良かったのではないか。
上場維持するがために中途半端になってしまった感がある。
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