- 下村 豊
- 株式会社CSプランナー 代表取締役
- 経営コンサルタント
対象:新規事業・事業拡大
- 下村 豊
- (経営コンサルタント)
どんな業界でも事業を継続するには、売上を上げるか、経費を削減するか、どちらかしか方法はありません。
これまで見てきた中小、零細の事業者で、それを徹底していたのは、ほんの一握りです。
まず、売上を上げる方法は、商品を増やすか、客先数を増やすしかありません。
そして、経費を削減するには、仕入れコストの見直しか、無駄な固定費を減らすしかないのです。
営業支援をしている飲食業を例に挙げましょう。
関西の主要駅の周辺の飲食店を廻っていて見かける店は、開業した当時のまま、というのがあまりにも多いです。
そして、残念なことですが、どの駅の周辺でも、個人経営の飲食店が減っています。
見かけるのは、大手飲食チェーンか大手コンビニエンスストアの店ばかり、です。
残っている個人飲食店も、失礼ながら、営業されているのか、廃業されているのか、何の店なのか分からないという店も多く見かけます。
店のウリ(オススメ)が、外から見て分からないのです。
大手飲食チェーン店は、別の店舗で入ったことがあれば、たいていメニューや味は想像できます。
それでも、今の時期のオススメを店外にのれんや垂れ幕で知らせています。
個人飲食店の中には、店外に貼っているところもありますが、それがいつ貼った紙なのか、黄色く妬けてたり、にじんでたりしていては、逆効果です。
売上を上げるためには、新たなお客様に入店してもらわなければなりません。
一度味わっていただいたお客様なら、繰り返し来店してもらわなければならないはず、です。
毎回、新メニューなんて出来ないという声が聞こえてきそうですが、去年の今頃に出した季節メニューでも新商品です。
好評だったなら、今年もオススメメニューで出せば良いと思います。
それと、個人飲食店で気になるのが、ウィンドウが汚い。
閉店、シャッターを下ろした後、店の前に雑然とした物を置いている店も多く見かけます。
やはり、シャッターを下ろした後も、店の前は綺麗にして、今のオススメメニューを店前に張り出しておくべきでしょう。
最近は、ネットのグルメ情報で来店を増やそうと考えている経営者様も多いようですが、駅周辺の通勤客や、ビジネス、居住地域に近い店ならば、その商圏にいるお客様に、繰り返し来店してもらうのが先決です。
営業時間終了後、シャッターを下ろしても、「こんな新しいメニューを出しているなら、今度、一度、食べにいこう。」と思ってもらえるようにすべきです。
飲食店を例に挙げましたが、他の業界でも同様の視点で考えることが重要です。
どんな業界でも、自分がお客様になって考えたら、分かりますよね。
長くなりましたので、経費節減は、また。
新規顧客増加、売上アップ、経費節減のご相談は、お気軽にどうぞ。
このコラムに類似したコラム
変わることができるのは自社努力だけ!アベノミクスでは何も変われないぞ! 下村 豊 - 経営コンサルタント(2013/05/01 10:49)
すき家の戦略? 下村 豊 - 経営コンサルタント(2013/02/14 09:47)
【最幸ビジネスモデル】自分のやり方で生きる。 星 寿美 - 経営コンサルタント(2013/12/06 07:48)
【最幸ビジネスモデル】引っ張られないと決める。 星 寿美 - 経営コンサルタント(2013/11/21 10:03)
【最幸ビジネスモデル】土台づくり。 星 寿美 - 経営コンサルタント(2013/10/02 10:20)