小笠原 隆夫(経営コンサルタント)- コラム「社員も会社に投資している」 - 専門家プロファイル

小笠原 隆夫
組織に合ったモチベーション対策と現場力は、業績向上の鍵です。

小笠原 隆夫

オガサワラ タカオ
( 東京都 / 経営コンサルタント )
ユニティ・サポート 代表
Q&A回答への評価:
4.7/75件
サービス:4件
Q&A:193件
コラム:842件
写真:0件
お気軽にお問い合わせください
03-4590-2921
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。
印刷画面へ
専門家への個別相談、仕事の依頼、見積の請求などは、こちらからお気軽にお問い合わせください。
問い合わせ
専門家への取材依頼、執筆や講演の依頼などは、こちらからお問い合わせください。
取材の依頼

社員も会社に投資している

- good

社員にやる気を出させるヒントになるエピソード集 私の思い・考え 2012-08-27 08:00

  経営者や管理者の方々から、「研修とか福利厚生とか、会社は社員にたくさん投資をしているのに、社員はそれが理解できない」「これだけ手をかけているのに退職者が減らない」というお話(グチ?)をうかがうことがあります。

 

  そうおっしゃる会社は、確かにいろいろな研修機会を設けたり、社員をねぎらうためのイベントや、その他さまざまな機会を積極的に作っているところが多いです。「会社からこんなにいろいろしてやっているのに!・・・」という、ちょっと恨みめいた感情的な部分も感じます。

 

  ある講演で、「社員も会社に投資しているんですよ」というお話を聴く機会がありました。

  「ともすれば、会社は社員に対して一方通行で投資している感覚になるけれど、社員だって自分の人生で最も大切な“自分の時間”“能力”を会社に投資している」というお話でした。「社員が辞めるというのは、その社員が投資する先を変えるということで、どんなに相手に尽くしたからといっても100%避けられるものではない。だから一方的に恨むものではないし、投資し合う者同士として良い関係が継続できればよい」ということでした。

 

  特に中小企業では、社員のことを「仲間」「身内」「家族」という捉え方をする経営者の方は多いです。そんな思い入れを持っている相手が、自分たちから離れていこうとするのは、心の中の正直な気持ちとして、許容できないのも無理はないと思います。

  でも、お互いに投資し、投資されるというイーブンな関係と捉え、もしも辞めてしまうことになっても「家族から巣立って独立する娘、息子」と思えば、ビジネス上の良い関係は続けていけるのではないでしょうか。


カテゴリ 「社員にやる気を出させるヒントになるエピソード集」のコラム

カテゴリ このコラムに関連するサービス

対面相談 【対面】「活気がない」「やる気が出ない」職場活性化を考える

当事者では気づきづらい組織風土の問題をアドバイス。同テーマ商品の対面相談版です。

料金
6,000円

「今一つ元気がない」「何となく一体感がない」など、職場の風土や雰囲気に関する悩みについては、当事者しかわからない事情とともに、当事者であるために気づきづらい事もあります。これまでのコンサルティングで、活気を維持する、活気を失う、活気を取り戻す、という様々な事例、プロセスを見た経験から、会社状況に合わせた原因分析、対策をアドバイスします。(同テーマのメール相談を、より詳細に行うための対面相談です)

【対面】「活気がない」「やる気が出ない」職場活性化を考える
プロフィール評価・口コミ対応業務経歴・実績連絡先・アクセスサービスQ&Aコラム