小笠原 隆夫
オガサワラ タカオ部活の一年生
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上の娘は中学3年で、テニス部では部長をやっているようです。ある日こんなことを聞かれて話をしました。
娘:「昔って1年が3年にタメ口なんてことあった?」
私:「さすがにそれはないね。もしそんなことあったら大変で、3年から2年が締められ、2年が1年に怒るっていう感じで、関係無い奴も全体責任だね」
娘:「そうだよねえ・・・。でもうちの2年にはそういうこと注意する人は誰もいないし、他の3年もダメだし、結局自分が言うしかないんだよね・・・。」
私:「面倒だけど、それは言うしかないね。」
娘:「みんないちいち言わないと何にもやらないんだよね。3年がコート整備してても1年は遊んでたり、先輩と会っても挨拶しなかったり・・・。この間も試合に行った先で、ふざけてうるさくて、他の学校の先生にまで注意されて、それでも直らないから「お前ら帰れ」って途中で帰らせた」
私:「注意すればやるようになるの?」
娘:「いちおう素直に聞くんだけど、挨拶しろって注意して、その後会ったらタメ口で「おはよう!」って言われてさ。「おはようご・ざ・い・ま・す」だろうって!。最低限の敬語もできない・・・。」
私;「うーん・・・。でも本人たちには何の悪気も無さそうだね。たぶん注意されてる意味もあんまりわかって無いよね」
娘:「もしかしたら、悪気がないのって実は一番タチが悪いのかな・・・。」
何かどこかで聞いたような話・・・、そう、困った新入社員や若手社員の話と同じでした。
その後、会社でも社会人でも同じようなことがあるんだよ、という話をしたところ、娘が最後に一言、「大人になってから絶対困るのにねえ・・・」。
こんなことを言っている張本人だって、挨拶も言葉づかいも実はかなり怪しいものなんですが、それでもまだ意識を持っているだけマシなのかな、などと思っています。
企業の人材開発担当の方は、これからまだまだ当分先まで、更に強敵がやって来そうです。心して取り組まないといけないようです。
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