小笠原 隆夫
オガサワラ タカオ明治神宮にて
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先日移動中に少し時間が空き、ちょうど明治神宮の近くだったので、ちょっと気まぐれでお参りをしてきました。
その際に境内に置かれている願掛けの絵馬がたまたま目に入り、何の気なしに見ていました。自分の未来への希望や不安に向けた願い、病気のご家族や友人の回復への願い、お孫さんやお子さんの幸せへの願いなど、いろいろな方のいろいろな思いが込められているのを見ていると、絵馬を書いた方の心情に共感したり同情したり、同じ気持ちで願ってしまったりと、少し胸が熱くなってしまいました。
そんな中で少し気になったことがありました。一つは仕事にまつわる内容が多かったことで、それも正社員になりたい、安定した職業へ、人の役に立ちたいなど、本当にささやかな希望だったということ。もう一つはお金に関することで、それもお金持ちになりたいではなく、普通に不自由しないで過ごせるようにという、やはり同じようにささやかな希望だったことです。
それほど夢を持ちづらい世の中なのかということを改めて感じてしまったのですが、同時にやっぱり夢を持つことは大事ということを感じました。
人事や組織に関わる仕事をしている立場からすれば、会社や組織を夢の持てる物にするということはとっても重要な使命だと思います。モチベーションの原点は、極論すれば夢が持てるかどうかなのかもしれない、最近はそんなことを思っているところです。
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