小笠原 隆夫(経営コンサルタント)- コラム「10年後に「なくなる仕事」があるから「産まれる仕事」がある」 - 専門家プロファイル

小笠原 隆夫
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小笠原 隆夫

オガサワラ タカオ
( 東京都 / 経営コンサルタント )
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10年後に「なくなる仕事」があるから「産まれる仕事」がある

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社員にやる気を出させるヒントになるエピソード集 私の思い・考え 2018-12-11 08:00

 「10年後になくなる仕事」や「10年後に消える仕事」、その反対に「10年後も残る仕事」「10年後も食える仕事」といった内容の記事を、特に最近目にする機会が増えました。

 

 何かの調査結果や雑誌記事や書籍など、いろいろなところからこの手の情報が出てきていて、なおかつそれが発信された時期もまちまちです。

 中には、3年前に発表されたものもあって、そこからすれば、“7年後・・・”にカウントダウンされている訳ですが、今の様子を見る限りでは、本当に終わりが近づいているのかは何とも言えません。

 

 こういう記事を見ると、何が生き残るのか、自分の今の仕事はどうなのかをついつい確かめようとしてしまいます。仮に自分の仕事が「なくなる仕事」と名指しされていれば、それを見る心理は不安感や危機感でしょうし、記事自体も、どちらかというと不安をあおっている感じがします。

 

 私は、「10年後になくなる仕事」を名指しすることは、ほとんど意味がないと思っています。単純に“そうなるかどうかはわからない”と思うからです。

 「なくなる仕事」とされているのは、主に機械化や自動化が可能と思われるものがほとんどですが、歴史をみれば、例えば自動販売機のせいで商店が無くなったかといえば、決してそうではありません。それを必要とする人がいる限り、どんなに小さかったとしてもマーケットは存在します。数は少なくても、今だって氷屋さんはいるし、草履屋さんも提灯屋さんもいます。それがなくなるかどうかを予測して心配しても、あまり意味がないと感じます。

 

 そもそも、「なくなる仕事」があれば「産まれる仕事」もあります。

 10年前から今のスマートフォンの存在を見通していた人はほぼいないでしょうし、今のSNSビジネスやアプリビジネスの状況も、この数年で急速に出て来たものです。技術の進歩やイノベーションによって、これからもどんどん新しい何かが産まれ、何かが廃れていきます。そこには自分ができそうな仕事も出来そうもない仕事もあるでしょうが、それを今から予測して準備することは、かなり難しいことです。

 

 大事なことは、「なくなる仕事」と「残る仕事」に一喜一憂したり、それを今から見極めようとしたりするのではなく、変化に対応できる準備をしておくことです。

 何か狭い目標を掲げてそれだけにターゲットを絞ったり、今の状況に固執して守ろうとしたり、変化を最小限にとどめようとするような姿勢の方が、今の時代はよほど危ないでしょう。

 

 実際には難しいことかもしれませんが、「今の仕事が無くなったら、次はこんなことをしよう!」と、ワクワクして考えられるようなマインドが、実は一番必要ではないかと思います。

 「なくなる仕事」を不安に思うのではなく、「産まれる仕事」に期待する。まずはそんな「心の準備」が、一番大切ではないでしょうか。

 

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