小笠原 隆夫(経営コンサルタント)- コラム「一見「聴き上手」のようではあるけれど・・・」 - 専門家プロファイル

小笠原 隆夫
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オガサワラ タカオ
( 東京都 / 経営コンサルタント )
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一見「聴き上手」のようではあるけれど・・・

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社員にやる気を出させるヒントになるエピソード集 目に留まった事 2017-10-24 08:00

 人の話を良く聴くということは、できるようでなかなかできない、意外に難しいことです。ですから周りから「聴き上手」などと評価されるような人は、やはり素晴らしい能力があるのだと思います。

 

 ある私の知り合いの中に、一見するとこの「聴き上手」にあたりそうな人がいます。人付き合いが良く、宴会などにも良く参加し、いろいろな人とコミュニケーションと取りながら、人の話をいつも良く聴いています。

 

 ただ、私自身もときどきお話をすることはあるものの、その印象として、どうも「聴き上手」の方と話しているのとは、何か違う感じがしています。話していても何となく盛り上がらずに物足りない、とても失礼な言い方ですが、要は話していてもあまり面白くないのです。

 

 その理由がどういうことかを確かめたくて、ある時その人のことをしばらく観察していたのですが、そこで気になったことが一つだけありました。それは自分から会話を始めることがほとんどないということです。

 直接質問をされたり、話を振られたりすればそれなりにお話をしていますが、そうでなければ自分から話題を提供することはほとんどありません。

 

 振られれば話すということは、決して話題が無い訳ではないと思いますが、自分から主体的に意見を述べたり、自分から相手に質問したりということはほとんどありません。でも他人が話していることは、確かに良く聴いています。

 

 私が思うに、これは「聴き上手」というよりも、「受け身に偏ったコミュニケーション」ということです。

 「相手の話をしっかり聴くことが大切である」という大前提はありますが、この人は仕事上の立場や役割としても、それなりに自分から発信していかなければならないポジションにいる人です。良い人柄で話を良く聴いてくれたとしても、“計画しないプランナー”や“提案しないプレゼンター”では、やはり困ります。

 

 話すことが不得意な人はたくさんいますし、それはその人の個性ですから、責める必要もありません。

 ただ、この人のように、自分から発信しなければならない立場であり、その能力もあるはずなのにそれをしないということは、やはり問題があると思います。

 

 コミュニケーションというのは、発信と受信の両方があって初めて成り立ちます。それらをどんなバランスで発揮するかはその人の個性ですが、どちらかが全く欠けていては、良いコミュニケーションは成立しません。

 

 一見すれば「聴き上手」という人でも、それが本当に、本質的に「聴き上手」なのかどうか、自分自身の振る舞いも含めて、今一度確かめてみる必要がありそうです。

 

 

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