上津原 章(ファイナンシャルプランナー)- コラム「住宅ローンは返済期間が短いほうがいいのか?」 - 専門家プロファイル

上津原 章
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上津原 章

ウエツハラ アキラ
( 山口県 / ファイナンシャルプランナー )
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住宅ローンは返済期間が短いほうがいいのか?

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ライフプラン 2011-08-02 12:14

こんにちは。山口県のファイナンシャルプランナー、上津原と申します。

今日は、皆様と住宅ローンについて考えてみたいと思います。

 住宅ローンは、人生の中で最も大きな出費とよく言われます。ゆえに、毎月の返済額や返済期間をどうするか悩みます。金利動向や住宅ローン減税のことも気にかかります。

 さて10年前にさかのぼると、2001年7月1日、住宅ローン年末残高の最大1%について、10年間所得税の還付を受けられる仕組みが始まりました。その頃住宅金融公庫で住宅ローンを借りた方もそろそろ11年目になり、返済額が大きく増える時期でもあります。マイホームの購入という夢や願いは、めぐり合わせと同じくらい長期的な計画が大事だと実感します。

 今月下旬、お客様がマイホームを建てたいと言ってこられました。そして、以前作成したライフプランの見直しを行い、先日再度面談しました。(弊社では、定期的に会費をいただいているお客様に対し、月に何度でも面談できるサービスがあります。)

 現在も、10年前と同じような住宅ローン減税があります。加えて、長期優良住宅などを購入すると金利が優遇されるフラット35Sもあります。

 ただ、フラット35Sは募集総額に限度があります。地場工務店も積極的に使っていることから、来られたお客様には、使えないことも想定して長期的な資金計画を立てました。返済期間も悩みました。短いと、何とか返済できても、返済期間の家計のゆとりがなくなりお客様の好きなことにチャレンジできなくなってしまいます。かといって長くすると、総返済額が多くなることから、老後資金の準備にしわ寄せが来ることがあります。今の家計と将来の家計との両方を考えて、私なりの最適な答えを探っていきました。

 幸いにも、ご来店されたお客様の場合、定期昇給がこのまま続けば、マイホームを建てても長期的な資金繰りに問題ないことが分かりました。住宅ローンは、返済期間30年の固定金利のもので行こうということになりました。銀行がどこまで魅力的な金利を出してくるかも気にかかります。ただ、住宅ローンの金利は多くの場合融資が実行された月で決まるので、今後の金利動向によっては住宅ローンの返済額が変わる可能性があります。

お客様、ハウスメーカーの担当者、金融機関の担当者、そしてファイナンシャルプランナー。智恵を出し合って夢に答えを出すことが、納得のいく住まい選びへとつながるように感じます。

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