２月２０日に、商工会議所青年部全国大会の一環で、堀江貴文氏の講演会が開催されました。野球球団買収名乗り、衆議院選挙出馬、証券取引法違反など、彼がライブドアの社長だった時のことを未だに思い出します。この度彼の講演をお聞きして、

「何と、話がわかりやすい方なのだろう。」

と思いました。講演会前日は、星野リゾートの星野社長等と北海道での新しいビジネスについて考える会合に参加されていました。一度は刑務所に入ったもののそのマイナス面を補って有り余る魅力があるから、今日も活躍されているのだと実感しました。

ここからは、彼の話の要点について私なりに解説します。

　「成果を出している人は、一歩踏み出すことができている。」　

　新しいことをする時には失敗がつきものです。それでも成功している方がおられるのは、人間には忘れる能力があって、くよくよせずに次のチャレンジができるからに他なりません。

　私たちは、もう少し楽観的でもよいようです。

　「経営は自転車と同じ。失敗を恐れなければ、誰でもできる。」　

　一歩踏み出すことができた起業家や経営者のような方は、二歩三歩踏み出すのにあまり力がいりません。今やってみたいことがあるのなら、まずはやってみたらいかがでしょうか？

　堀江氏は、プログラミングの勉強を薦めておられます。最近は、プロゲートなど、ネット上でタダで学べる仕組みもあります。車や家電製品など、あらゆるものはプログラミングでできています。仕組みがわかるだけでも、仕事上のパートナーを使いこなすなど有利な立場に立てるのでは？と感じます。

「経営者の役割は、リスクを取らない人を巻き込んでリスクを取ること。」　

　有能でありながらリスクを取らない方もいます。私も十数年前は会社員でした。勤務先にあれこれと改善提案を行いましたが、思う存分できたのは赤字であっても会社が私に給料を支払ってくれたからです。

　事業主になって、自己責任の重みと一人でできることの限界を感じます。ここ数年、営業等で友人知人の力を借りることが多くなりました。実力以上の成長を図りたいとき、お金を払ってFP等の有能な人材を活用するのも、重要な選択肢ではないでしょうか。

これらの話に共通することは、

今までの自分の力で勝負せず、新しいことを学んだり周りの人の力を借りたりして、自分自身の力を大きくしなさいということのように感じます。常に、新しいことを取り入れることができる私たちでありたいですね。