上津原 章
ウエツハラ アキラグループ
外貨でお金を使うことについて考えてみる
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一昔前の香港旅行では、よく米ドル建てのトラベラーズチェックを使われていました。発行手数料はかかるものの、日本円から直接現地通貨に換えるよりも、為替手数料がかからないとといった理由からです。
金融ビッグバンといわれる1990年代後半から、安い為替手数料で両替ができる方法が増えてきましたので、今回は違った方法を試してみました。
両替方法による香港ドルのレートの違い
両替場所(円→香港ドル) | 1万円を両替すると | 1香港ドルは? |
香港国際空港内の両替所 | 684 香港ドル | 14.62円 |
HSBC店頭 | 707.3香港ドル | 14.13円 |
※東京三菱銀行(外貨預金用) | 696.3香港ドル | 14.36円 |
※東京三菱銀行店頭現金 | 610.9香港ドル | 16.37円 |
10/24の1香港ドル=13.93円(仲値・・・外貨に替える際の基準)
HSBC・・・香港上海銀行。現地では匯豐銀行ともいわれます。
上手な両替のヒント
今回の場合、最もよい条件だったのはHSBCの支店店頭で両替した場合でした。銀行として政策的に香港ドルへの為替手数料を安くしているように見受けました。土曜日・日曜日は休業日か、営業時間が短くなっている金融機関が多いので注意が必要です。(HSBCでは土曜日は13時までの営業でした。)
また、香港国際空港の両替所で両替しても、日本で両替するよりは条件がいいようです。空港から中心地への移動など、少額であれば使えそうです。
なお、クレジットカードでは、カード会社が定める為替レートに手数料(例:VISAの場合1.63%)が上乗せされます。現金よりも条件がよい場合が少なくないため、大きな買い物では有効と思われます。
とはいうものの、小さな店では現金しか使えないことが少なくないため、ちょっとした食事、タクシーなどでの移動、小さな商店での買い物のためにある程度の現金を用意しておきたいところです。クレジットカードと現金との両方を上手に活用して旅行をしっかりと楽しみたいですね。
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