高橋 昌也(税理士)- コラム「ROEという指標の信頼性」 - 専門家プロファイル

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ROEという指標の信頼性

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経営 会計・税務 2009-08-27 08:00
水族館外観。

おはようございます。
ガラス張りの恰好よい建物ですね。


昨日からの続き、借入金と経営に関するお話について。
借金に頼ることの危険性が認識されてから、ROEに対する評価も
変わりつつあります。

少し前に書いたことに繰り返しになりますが、ROEを高めるためには
借入金を活用すれば良いのでした。
自分で用意できる元手に加えて他人から借りた元手を足し、それを
使って大きな利益をあげられているかどうかがROEという指標に
よって測られていました。

借入金に頼ることの意義が問われている以上、ROE(自己資本利益率)と
いう指標の意義が問われることは必然であると言えます。

これまでROEが高い企業=優良企業であると言われていました。
しかし、少し前の新聞記事においても

ROEという指標は曲がり角に来ている

という言及がなされています。


この言及について、ROEの分母面からのみ見ることも十分に可能です。
少し言い換えるなら

他人の金に頼らずに商売をしていることの意義が見直されている

とでも言えます。


しかし、これに加えてもう一つの分析が可能です。
それはROEの分子、つまり利益というものに対する評価の変遷です。


この項、明日に続く。

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