高橋 昌也(税理士)- コラム「減らすべきは費用ではない」 - 専門家プロファイル

高橋 昌也
「税務×経営コンサルティング」の複合サービスを提供します

高橋 昌也

タカハシ マサヤ
( 税理士 )
高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
サービス:0件
Q&A:0件
コラム:5,395件
写真:0件
お気軽にお問い合わせください
044-829-2137
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。
印刷画面へ
専門家への個別相談、仕事の依頼、見積の請求などは、こちらからお気軽にお問い合わせください。
問い合わせ
専門家への取材依頼、執筆や講演の依頼などは、こちらからお問い合わせください。
取材の依頼

減らすべきは費用ではない

- good

経営 会計・税務 2009-06-16 08:00
おはようございます。

昨日からの続き、収入と支出について考えてみました。
企業の資金繰りを良くするための方法は、極論すれば二つです。


・収入を増やす

・支出を減らす


より良いのは収入を増やす、つまり利益を計上することです。
しかしながら、中々その方法が難しい。
従って、より手軽に始められるのは支出を減らすことです。

ところが、往々にしてここで勘違いがあります。

減らすべき対象は費用ではありません。
減らさなければならないのは、あくまで支出です。

確かに多くの場合、費用と支出は同類項になっています。
しかしながら、両者は決して同じものではありません。


少なくとも、昨日確認したように、借入の返済は支出ではありますが
費用ではありません。


本来減らしてはいけない費用というものが存在します。
人件費や広告宣伝費をやたらと削るなどは、こういった情勢において
最も手軽にされてしまいそうな行動ですが、あまりお勧めしません。
これらの対策は確かに短期的には資金繰りを助けるかもしれませんが、
長期的には企業の競争力を低めます。
結果、利益獲得能力の減少から、資金繰りにも悪影響を及ぼします。


例えば、借換えをして元本返済をゆっくりするといった対応こそが
現時点において最も手軽に出来る資金繰り対策です。

やるべき行動の内容を正確に把握しておかないと、間違えてしまいます。
よく確認をしておく必要があります。


資金繰りに関する話、少々長くなってきたので一度終わります。
(文章のみで全てを書くには、一冊の本になってしまいますので)
また少し毛色の違うお話でも。


いつもお読み頂き、ありがとうございます。
プロフィール対応業務経歴・実績連絡先・アクセスコラム