高橋 昌也(税理士)- コラム「「現金が多い」「社長貸付が多い」倒産とは?」 - 専門家プロファイル

高橋 昌也
「税務×経営コンサルティング」の複合サービスを提供します

高橋 昌也

タカハシ マサヤ
( 税理士 )
高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
サービス:0件
Q&A:0件
コラム:5,519件
写真:0件
お気軽にお問い合わせください
044-829-2137
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。
印刷画面へ
専門家への個別相談、仕事の依頼、見積の請求などは、こちらからお気軽にお問い合わせください。
問い合わせ
専門家への取材依頼、執筆や講演の依頼などは、こちらからお問い合わせください。
取材の依頼

「現金が多い」「社長貸付が多い」倒産とは?

- good

経営 会計・税務 2018-10-31 07:00

おはようございます、地元川崎では相当にハロウィン押しです。
市場規模はバレンタインデーを超えたのでしたっけ?


生活費と事業の関わりについてお話をしています。
倒産企業の2つのパターンについて、昨日は「現金が少ない・社長借入がある」倒産を紹介しました。


◯パターン2 決算上「現金が多い」「社長貸付がある」倒産
この場合、概ねこういうことがわかります。


・帳面上だけ手元に現金があるということは、実際にはその現金がどこかに流れている(多分私生活)
・社長貸付があるということは、社長が役員報酬以上の私生活を送っていた
・つまり、社長の贅沢が原因で潰れた可能性が高い


決算上「手元現金が多い」というのは、経費にできない支出(個人的な飲み食いや遊興費)が多いことを意味します。
平たく言えば、会社が傾いた最大の原因は「社長の使い込み」です。


もちろん、業況が良い時期には多少の使い込みでは会社が傾くようなことはなかったのでしょう。
しかし、儲けている以上に私生活でお金を使い続けていれば・・・どうなるかは明白です。


というわけで、決算書にはそれなりの確度で「社長さんの性格」が出てくるのですね。


いつもお読み頂き、ありがとうございます。

プロフィール対応業務経歴・実績連絡先・アクセスコラム