高橋 昌也(税理士)- コラム「なぜ脱税系で有価証券は問題になりにくいか?」 - 専門家プロファイル

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なぜ脱税系で有価証券は問題になりにくいか?

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経営 会計・税務 2018-08-04 07:00

おはようございます、今日は箸の日です。
一番下の三男坊も大分慣れてきました。


粉飾についてお話をしています。
大手企業を中心とした、有価証券の損失隠しについて触れました。


さて、有価証券に関する粉飾は「利益を大きく見せる粉飾」が中心と言いました。
なぜ脱税系の粉飾には有価証券が関わりにくいのか?


これは以前にも確認した税法の性質によります。
税法は


・利益を大きくする調整には寛大だが
・利益を小さくする調整には非常に厳しい


これが大前提のため、例えば100億円で購入した株式については


・評価が下がった(40億円)というだけでは損失は認めない
・実際に損失計上ができるのは、株式を売却して損失が確定(60億円の損失)したとき


これが基本ルールとなっています。
ですので、株式をどうこうして利益を減らして・・・というのは検討の余地が少ないのですね。


いつもお読み頂き、ありがとうございます。

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