高橋 昌也(税理士)- コラム「不自然な残高が残る資産と負債」 - 専門家プロファイル

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不自然な残高が残る資産と負債

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経営 会計・税務 2018-07-24 07:00

おはようございます、今日は劇画の日です。
「北斗の拳」は劇画に入るのですかね・・・?


粉飾についてお話をしています。
様々な粉飾により、妙な資産負債項目が発生することを確認しました。


昨日の具体例では売掛金と買掛金という代金決済に関わる項目を取り上げました。
特に「利益を大きく見せるような粉飾」をした場合、これらの項目は本当に目立つようになります。


架空売上を計上した場合。
売上として計上されたものの、その相手からの入金は未来永劫に渡ってありません。
ず~と未決済のまま、売掛金が残されることになります。


費用隠しをした場合。
隠したところで、相手には支払わなければなりません。
お金として出ていっているにも関わらず、それを費用として計上しないとすると・・・
やっぱり色々と帳尻が合わなくなってきます。




その点、利益を小さく見せる粉飾(脱税系)の場合には、資産負債項目の不自然さは多少目立ちにくくなります。
売上を隠して別口座に入金させたり、架空経費を作って、どこか適当なところに支払ったことにして・・・
ということが理屈上は可能だからです。
ただ、この手の粉飾は結局「会社や個人も含めた全体的なお金の流れ」が不自然になります。
なので、利益過大の粉飾よりはわかりづらいかもしれませんが、最終的にはバレるのがオチです。


天網恢恢疎にして漏らさず。


いつもお読み頂き、ありがとうございます。

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