高橋 昌也(税理士)- コラム「評価損失隠し」 - 専門家プロファイル

高橋 昌也
「税務×経営コンサルティング」の複合サービスを提供します

高橋 昌也

タカハシ マサヤ
( 税理士 )
高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
サービス:0件
Q&A:0件
コラム:5,518件
写真:0件
お気軽にお問い合わせください
044-829-2137
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。
印刷画面へ
専門家への個別相談、仕事の依頼、見積の請求などは、こちらからお気軽にお問い合わせください。
問い合わせ
専門家への取材依頼、執筆や講演の依頼などは、こちらからお問い合わせください。
取材の依頼

評価損失隠し

- good

経営 会計・税務 2018-07-04 07:00

おはようございます、今日は服直しの日です。
服、作れるようになったら楽しいでしょうねぇ・・・


粉飾についてお話をしています。
売上のごまかし方に続いて、費用のごまかし方も確認しています。


昨日は在庫を使った粉飾を紹介しましたが、もう一つポピュラーな粉飾に評価損失隠しがあります。
これは大手企業でしょっちゅう問題になっているケースですね。


例)国外企業Aの買収を行い、3,000億円で株式を購入した。
その後、Aの業績は急激に悪化し、現時点での株評価は500億円程度しかないと見込まれる。


現代会計の基本は取得原価主義です。
つまり、3,000億円で購入したものは、基本的には3,000億円の価値があるものとして計上を続けます。
しかし、近年の会計では時価主義の考え方が急速に広まりました。
結果「明らかに購入時よりも価値が低いと思われる株式については、評価損を計上すべきだ」という流れになっています。


上の例でいえば、現状で本当に500億円の価値しかないのであれば、取得原価の1/6しか価値がありません。
ここまで下がっている場合には、その企業は2,500億円の費用を計上することが要請されることとなるでしょう。


いつもお読み頂き、ありがとうございます。

プロフィール対応業務経歴・実績連絡先・アクセスコラム