大澤 眞知子(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)- コラム「家で授業、学校で宿題 [変わり行く教育法]」 - 専門家プロファイル

大澤 眞知子
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大澤 眞知子

オオサワ マチコ
( カナダ留学・クリティカルシンキング専門家 )
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家で授業、学校で宿題 [変わり行く教育法]

- good

英語学習方法 Big John Math Series 2013-10-13 14:00

自宅での学習と、教室での学習をまったく入れ替えてしまう[新しい教育法]を、2011年12月にコラムでご紹介しました。

それから約2年。 アメリカ、カナダではすでにこの方法を完全に実行している学校がどんどん増えています。
(New York Times)

そして、その驚くべき成果もはっきりしてきました。

学校全体の学力が底上げされ、個々の生徒の成績も、BからAへ、CからBへ、AからA+へと確実に上がって来ています。 落第する生徒の数もはるかに減ったそうです。

学校でみんな一緒にたいくつな授業を受け、耳から入ったものは、入った瞬間にどこかに飛んでいき、速く理解できる子はもっとたいくつし、理解の遅い子はわからないまま進み、生徒も先生も貴重な時間を無駄にします。

そして、家でやる宿題は、とにかく何かを書いておけばいい式の意味のない機械的反復練習。 もし疑問点が出たとしても、とりあえず何か書いておくだけ。

そんな化石のような教育法がこの日本ではまだ続いています。
疑問を抱くこともなく、学校は授業をするところ。 家庭学習は宿題。 クリティカルシンキングをちょっと使えば、その問題点がいくつも見えて来るはずなのに。

家ではPCを使い、学校の先生が収録した授業を見ます。 一回でわかれば一回でOK. わからなかったら何回でも。 自分だけのペースで、他に邪魔されることもなく集中出来るので、理解レベルはかなり高く、脳に蓄積される情報もきちんと残っていきます。

そして、学校では、先生の助けを借りながら宿題。 わからないことはその場で質問し、個人レベルに合わせて進みます。

こんな方法で成果が出ないわけがないですね。

ただ、ひとつ気をつけることは、授業は生徒の興味を引き付ける魅力を持っていないといけないことです。

ただ先生が出てきて、ぼそぼそしゃべるだけの授業なんて、誰も興味を持ちません。

先生たちも、どんな授業が効果的なのかを切磋琢磨して磨かなければなりません。


私の教室も、2年前からほとんどの授業と、個人の練習(reading, writing, listening, speaking すべて)を入れ替えました。

もともと、通ってくる生徒たちは、私とカナダ人パートナーの授業の面白さに魅かれて来ますので、それをWebに載せるだけでした。

生徒たちは、HPからログインし、私たちのとっておきの授業を視聴します。
「あの二人の授業だから面白くないわけがない」と、生徒たちはどんどんログインしていきます。

文法もあれば、Reading もあります。 Critical Thinking の特訓や、音声訓練もあります。Computer Programming コースもログインして受講できます。

小学生から、高校生、社会人まで、PC、タブレット、スマートフォンを使ってどんどん自分のペースで授業を見て行きます。

教室では、生徒が視聴した授業に合わせた練習をします。

アドバイスするのは、Proである、私とカナダ人パートナーです。
自分たちがデザインし、制作している授業なので、非常に的を得た個人的指導が可能です。

アドバイスも、とっておきです。
生徒の脳にぱっと電球が光るのが見えるくらいです。
みんなワクワクしていきます。

新しい授業がアップロードされると、Homepage, Facebook, LINE (@superworldclub)で生徒たちに知らせます。

生徒たちは、自分の好きな時間に授業を受けます。

そして、張り切って教室にやってきます。
私とパートナーとのinteractionを楽しみに。

2年経ち、大きな成果が見えてきました。
思考能力がはるかに伸びました。
新しいことを理解するスピードも非常に速くなりました。

集中し、授業を聞いて、新たなことが脳に入っていくと、面白いもので、脳が喜びます。
脳は、喜ぶと、ドーパミンという化学伝導物質の働きを活発にします。
ドーパミンは思考能力を高めます。
そして、もっと学びたいという気持ちにさせる物質です。

楽しくなければ授業じゃない。 楽しくなければ脳は学習しないと、ずっと追求してきた教育の形が大きく進化しているのを感じます。

そして予想外の楽しみは、今治教室に直接来る生徒たちだけでなく、日本全国、いや世界のどこからでも、生徒が参加するようになりました。

私たちのとっておきの授業は、どこからでも視聴出来ます。
その練習も、Web上でやりとりが十分可能です。
スカイプを使い、顔を見てアドバイスすることも可能です。

クリティカルシンキングの国、カナダやアメリカと同じ歩調で、日本の生徒たちを高い高いところまで連れて行きたいと思っています。


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カナダの小・中・高校の教育課程を基にした指導をしています。
クリティカルシンキングの基本が出来た生徒は「カナダの小さな町での留学・ボランティア」
Super World Club (大澤眞知子、Robert McMillan) 


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