大澤 眞知子(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)- コラム「学校で宿題・家で授業 [新しい教育法]」 - 専門家プロファイル

大澤 眞知子
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学校で宿題・家で授業 [新しい教育法]

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英語学習方法 Big John Math Series 2011-12-28 12:48

Flipping the Classroom (宿題と授業がコインをくるっと回すように入れ替わり)

アメリカやカナダの学校で、教育法が驚く速さで進化しています。 最近もっとも注目を集めているのが「宿題と授業の役割交代」です。

教室では生徒それぞれがノートコンピューターやiPadを使い、オンラインプログラムで反復練習。 教師は授業をする必要がありません。 コンピューターでそれぞれの生徒の進行状況をチェックしているだけ。 学習内容は、前夜の宿題として生徒たちがオンライン授業を受けているからです。 教室でやっているのはその復習。 授業の内容が理解出来ているかどうかをチェックするのが教師の役割。 授業を受けるのが宿題で、教室ではコンピュータープログラムを使って復習します。

「あ、あの子は倍数の処理で苦労している。」とプログラムからの信号を受けた教師は、その生徒の席へ。 困っている生徒に個人的な説明をします。 数分後、再びコンピューターに向かった生徒はどんどん答えをタイプして行きます。 学習プログラムは個々の生徒のスピードをすぐに反映し、フィードバックを返します。

人間の脳は何度も反復することにより、学んだことを刻んで行きます。 脳のネットワークが強固になり、本物の理解につながります。 しかし、その反復練習の程度には大いなる個人差が存在します。 全員同じ宿題を延々とやるのではなく、個々の脳のスピードに合わせ反復練習出来るのが、コンピューター学習プログラムの利点です。 

従来のように教師がクラス全員に一斉に授業をし、その復習のための宿題を出しても効果がないことは、脳科学の研究からも証明されています。 理解の速い子、遅い子すべてに同じペースで授業し、個人的特性も無視した機械的な宿題は、逆に学習効果を損なうという結果も発表されています。 その替わり、授業もオンラインで自分が納得いくまで理解、反復練習も自分の脳の分析速度に合わせて効果的に行う。 それを脇役として助けるのが教師です。 生徒が主役です。

教師が黒板の前で話し続ける。 教室の主は自分だとばかりに。 
こんな日本の教育現場に科学がやってくるのは一体いつになるでしょうね。


「宿題と授業の役割交代」教授法をそのまま英語学習に取り入れた教材 Big John Math Beginners

発達心理学を応用、大澤眞知子がカナダの数学専門家と共同開発した教材です。

http://lingoes.cart.fc2.com/

英語の基本パターンを算数で応用して行く学習方法、Big John Mathは次のように進めます。
1.オンライン授業で英語の基本を理解
2・オンラインプログラムで反復練習 (自分に合わせて何度でも。ゲームのように点数やタイムに挑戦も。)
3.困ったらオンラインで質問

「はまった、面白い!」と子供の脳が喜んで取り組んでいる教材です。
お問い合わせ下さい。 info@superworldclub.co.jp

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大澤眞知子とカナダの数学専門家が共同開発したプログラムの添削版。 2011年ニューヨークタイムズ 掲載の脳科学教育プログラムです。

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