大澤 眞知子(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)- コラム「英語圏の学校で成功するには」 - 専門家プロファイル

大澤 眞知子
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大澤 眞知子

オオサワ マチコ
( カナダ留学・クリティカルシンキング専門家 )
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英語圏の学校で成功するには

- good

英語学習方法 Big John Math Series 2013-09-27 13:07
 

このようなお問合せをいただきました。
Globalizationの進む現代、同じ様な悩みをお持ちの方のためにもコラムにて回答致します。


ご質問


現在、7歳、4歳、2歳の子供を持つ者です。
今は日本に住んでおりますが、今後、海外で暮らす可能性があります。

7歳の子供は、今現在は学校では優秀な方ですが、いきなり英語だけの世界に放り込まれて、萎縮して本来持っている能力を発揮できずに、鬱になったりふさぎ込むのではないかと、勝手な心配をしております。

今まで、英会話を勉強させていなかったため、英語は全く出来ない状態です。

渡航前に、子どもの英語の苦手意識や、英語をしゃべる事に対して羞恥心をどう解消してあげられるか、どうかご教授頂ければと思います。


私の回答

今日は。

まず知っておいていただきたいのが、英語が理解出来るということと、「英会話」が出来ることは同じではないということです。

単にオウム返しに英語のフレーズを声に出す「英会話」の練習を何時間しても、実際に英語を使用する学校の中では役に立ちません。

英語を使う圏内で、特に学業において、日本で育った子供が自分の能力を最大限に発揮出来るためには、まず、英語の考え方を理解することが必須です。

言われたことをそのまま覚えて書き写すだけの、受身な日本の教育に慣れている子供には、非常に難しい挑戦だと思いますが、まずは自分から発信出来る自信を持たせてあげることですね。

英語圏内の学ぶという現場では常に”Why?” に始まるCritical thinking が登場します。 

幼い頃から”Why”に囲まれて育った子供たちは、日常のコミュニケーションの中でも自分なりの答えをどんどん見つけて行きます。 
教科書で与えられた答えをそのまま信じて覚えたりはしません。 

海外の学校に入る子供には、そんな柔軟な脳の準備をしてあげることが欠かせない準備となると思います。  自分から”Why” を考え、具体的な答えを自分でみつける訓練です。

ただ、引っ込み思案の気質のため、日本語でもなかなか自己表現が出来ない子どもさんは、使う言葉が英語になろうが、何語になろうがその傾向が大きく変わることがないですね。 

残念ながら、それは発達心理学の研究でも証明されていることです。

そのような子どもさんの場合、何年英語を学んでもやはり言葉を出すことにためらいがあるので、なかなか英語圏には溶け込めない問題が生じると思います。

数か月ですが、そのような子どもさんの渡米前の準備をお手伝いしました。

日本語でもなかなか声で返事が出来ません。 わからなくても自分から質問も出来ません。 じっとこちらの顔を見ているだけです。

教えたことは全部覚えて繰り返すことは出来ますが、自分からの発信は出来ません。

さて、困った・・・と取りだしたのが私とカナダ人パートナーが開発した教材Big John Math シリーズです。

算数の文章題を英語で理解し、文章で答えることを目標としたコンピュータープログラムです。

最初の部分は簡単な数の概念を、英語でどんどんタイプすることで脳に教え込みます。

そのうち、文章題の中から必要な情報だけを取り出すことを理解し、それを簡単で正確な英語の文章で答えて行きます。 

“Why” の概念と、具体的な事柄を見抜く能力なしにはなかなか100点が取れません。

もちろん、使用言語は英語です。 英語圏の小学校低学年レベルに必要な算数用の言語をひとりでに理解していけます。 
現地で算数の授業の時には大いに自信の持てる準備となります。

内気で言葉が思うように出なくても、ひとつ理解出来、自身の持てる課目があると子供の世界はまったく変わることを期待して、指導しました。

理想的には、1年以上かけたかったですが、その子は約6か月後に渡米しました。

最後に教室に来た時には、どんどん質問まで出来るようになっていたのを覚えています。

このBig John Math Program、現在では今治教室で直接指導する子どもたちだけでなく、遠くからもスカイプを使って参加する子どもたちが増えて来ました。 
コンピュータースクリーンの両側で子ども同士で競争したり、なかなか面白く進んでいます。


この回答がお役に立てれば幸いです。




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カナダの小・中・高校の教育課程を基にした指導をしています。
クリティカルシンキングの基本が出来た生徒は「カナダの小さな町での留学・ボランティア」
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