対象:ペットの医療・健康
2度の出産、1度流産してしまった7歳の雌犬がいます。子どもと多頭飼いしています。三年前に出産してから 避妊をするべきかどうか 迷って 今になってしまいました。我が家に来たのが1歳になってからなのですが、そのときには 気管支が平たくなっていて 普段からぜいぜいいい、 調子が悪いと 舌が紫色になっています。3年前に獣医さんに相談したところ、「手術によるデメリットもかなりあるけれど、将来病気に成らせないようにするには 避妊手術が絶対に必要だ」と言われました。そこで 手術中に何か起こるくらいならと 家族で相談したのですが、周りで病気のことを聞くようになり また迷いだしました。
なつことくれたさん ( 愛知県 / 女性 / 39歳 )
回答:1件
Re:持病を持つ雌犬の避妊について
気管支が平たくなって”ぜいぜい”いう、というのは、おそらく気管虚脱を持病としてもっていることと推察いたします。
避妊手術を行う点において、気管虚脱があるという観点からデメリットをあげるとするならば、まず手術の際に麻酔をかける際に健康な動物よりもよりいっそう呼吸状態に気をつける必要があるでしょう、麻酔から覚める際にも十分な注意が必要だと思われます。ただし手術中そのものは一般的には気管にチューブを通して必要であれば人工呼吸を行いながらの手術になりますので、特に気管虚脱の影響はないと思われます。
次にデメリットを挙げるとすれば、避妊手術を行った際にまれにその後の体重管理が困難になり太りやすくなってしまうことがあります。肥満は気管虚脱の悪化要因になりますので、手術後は太らせないように気をつける必要があります。
その他に7歳ということであれば、心臓病やその他の疾患など他に麻酔のリスクとなるような疾患に新たにかかっている可能性もありますので、まずは健康診断を行い現在の健康状態をしっかり確認してみてはいかかでしょうか?
補足
獣医学領域においても、腹腔鏡を用いて傷口を最小限にした避妊手術は行われておりますが、導入されているのはごく限られた病院であるのが現状です。ただし、傷口が小さいという面では負担は少ないと言えますが全身麻酔が必要なことは変わりありません。
評価・お礼
なつことくれたさん
たいへんわかりやすい ご回答をありがとうございました。 ●●先生のように信頼できる獣医先生を探して しっかり見ていただこうと思います。
家の近くで見つけることが出来ればいいのですが。
人の手術のように 小さな穴を開け レーザー等で簡単に手術が出来れば 犬たちの負担もへりそうなのですが、無理なんですよね?
(現在のポイント:-pt)
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