対象:ペットの医療・健康
ペットの猫(アメリカンショートヘア、去勢済みオス、痩せ体型、15歳)が最近特に痩せて多飲多尿の症状から病院に連れて行ったら糖尿病と診断されました。病院での検査は尿検査、通常の血液検査、過去1ヶ月の血糖値を見る血液検査(これは結果待ち状態)をやりました。現在はヒルズM/D(ドライ、ウエット)での食事療法を行っています。
糖尿はI,?型と分類できるとの事ですが、うちの猫は何型かどうやったら確定できますか?病院では猫にはインシュリン非依存性の?型が多いからたぶん?型でしょう。型の確定方法は分からないから調ておくといわれました。
I型と?型では治療方法や食事療法はどの様に違うのでしょうか?
他に猫の糖尿病で注意したほうがいいことがあったら教えてください。
どうぞ宜しくお願いいたします。
CooMariさん ( 東京都 / 男性 / 45歳 )
回答:1件
猫の糖尿病
糖尿病には、インスリン依存型、インスリン非依存型があります。 インスリン依存型というのは、インスリンを分泌する膵臓のベータ細胞が障害を受けて、インスリン分泌がうまくできないために起こります。 インスリン非依存型は、膵臓のベータ細胞は正常ですが、 血糖値を上昇させる作用がある副腎皮質の機能亢進(副腎皮質の腫瘍)や、その副腎の機能をコントロールしている脳下垂体前葉の腫瘍によって、血糖値が上昇したままになってしまうためにおこる糖尿病です。 これらは、低容量デキサメサゾン試験、高容量デキサメサゾン試験で判定できます。 下垂体腫瘍では最近、アメリカでは放射線療法も取り入れられているようですが、基本は副腎機能の抑制です。 これは内服薬があります。 また外科的に副腎を切除する方法もありますが、術後のケアが大変で、あまり実施されていないのが現状です。 猫ではインスリン依存型の糖尿病が大半ですが、ここに来て、非依存型の症例報告もぱらぱら出てきました。
糖尿病で大事なことは、糖尿病性のケトアシドーシスのいならないように心掛けることです。 これは決められた量のインスリンを確実に投与することで対処できます。 糖尿病は色んな疾患を誘発する基礎疾患になりますので、動物病院と蜜に連絡をおとりになって、上手にコントロールしてください。
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CooMariさん
試験方法
2009/08/23 13:12早速のご回答大変ありがとうございます。
低容量デキサメサゾン試験、高容量デキサメサゾン試験とは具体的に猫にとってはどの様な試験でしょうか(例えば100CCの採血でOKとか、手術でどこかの細胞を採って調べるとか)猫の体に対しての負担も心配です。
限られた病院でしか行えないような試験なら、どこで試験を受けることが出来ますか?
インシュリン依存・非依存性で治療法はどの様に異なりますか(薬、インシュリン投与量、食事療法でどの様な違いがあるのでしょうか)?
ケトアシドーシスを防ぐ目的で依存・非依存性いずれにせよインシュリン投与が必要ということでしょうか?
今かかっている病院の先生は猫はインシュリンが要らないことも多いのでまずは食事をヒルズのM/Dに変更して、血糖値が改善しないようだったらインシュリン投与を考えようと仰っていたのですが、インシュリン投与が必要だったら至急手を打ちたいので心配です。
セカンドオピニオンとして猫の糖尿病に詳しい病院に行ってみたいのですが、糖尿病治療に特化している病院が見当たりません。どの様に探したらよいでしょうか?東京でもしご存知なら教えていただきたく宜しくお願い申し上げます(当方東京在住)。
CooMariさん (東京都/45歳/男性)
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