対象:ペットの医療・健康
猫の糖尿病
糖尿病には、インスリン依存型、インスリン非依存型があります。 インスリン依存型というのは、インスリンを分泌する膵臓のベータ細胞が障害を受けて、インスリン分泌がうまくできないために起こります。 インスリン非依存型は、膵臓のベータ細胞は正常ですが、 血糖値を上昇させる作用がある副腎皮質の機能亢進(副腎皮質の腫瘍)や、その副腎の機能をコントロールしている脳下垂体前葉の腫瘍によって、血糖値が上昇したままになってしまうためにおこる糖尿病です。 これらは、低容量デキサメサゾン試験、高容量デキサメサゾン試験で判定できます。 下垂体腫瘍では最近、アメリカでは放射線療法も取り入れられているようですが、基本は副腎機能の抑制です。 これは内服薬があります。 また外科的に副腎を切除する方法もありますが、術後のケアが大変で、あまり実施されていないのが現状です。 猫ではインスリン依存型の糖尿病が大半ですが、ここに来て、非依存型の症例報告もぱらぱら出てきました。
糖尿病で大事なことは、糖尿病性のケトアシドーシスのいならないように心掛けることです。 これは決められた量のインスリンを確実に投与することで対処できます。 糖尿病は色んな疾患を誘発する基礎疾患になりますので、動物病院と蜜に連絡をおとりになって、上手にコントロールしてください。
回答専門家
- 運営 事務局
- ( 東京都 / オペレーター )
- 専門家プロファイル
登録している専門家やQ&Aやコラムといったコンテンツをご紹介
専門家プロファイルに登録をしている皆様の記事や、Q&A、まとめ記事など編集部でピックアップしたものを定期的に配信していきます。よろしくお願いいたします。
(現在のポイント:1pt)
この回答の相談
このQ&Aの回答
このQ&Aに類似したQ&A