対象:特許・商標・著作権
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使用している商標であれば更新することがよいでしょう
商標権を更新しなければ、権利が消滅するのですが、そのことにより、他の人がその商標の権利を取得することができることになります。従って、もし、質問者の方がその商標を使用していれば、新たに商標権を取得した人から商標権に基づく差止請求をされる可能性がでてきてしまいます。法的には何か対抗手段を考えることができるかもしれませんが、面倒なことが起こりえます。そこで、更新をしないことを考えている商標につき、これからも使用するのであれば、更新の費用を払い、更新をしておくことがよいと思います。
回答専門家
- 金井 高志
- (弁護士)
- フランテック法律事務所
フランチャイズとIT業界に特化。最先端ノウハウで支援します
フランチャイズ本部と加盟店に対して、法的アドバイスでのお手伝いをしてきています。また、インターネット関連のベンチャー企業の事業展開のお手伝いもしています。特に、株式公開を目指すベンチャー企業のために、お手伝いができればと思っています。
商標権を更新しないデメリットについて
一般的には、更新しないということは、当然その商標をもう独占しないということであるかと思われます。その結果、他人は、その登録商標、及び、その登録商標の類似範囲の商標も自由に使うことが出来る可能性が出て参ります。
なお、種々の条件によって、他のデメリットが生じる場合がもちろんありますが、質問からはちょっとわかりませんね。
回答専門家
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商標権の放棄について
商標権は、10年または5年の更新期間を経過し、更新登録料を納付しなければ原則的には消滅することになります。また、ご質問のように、放棄によっても商標権は消滅します。
商標権を消滅または放棄することについてのデメリットとして、以下2点につきコメントさせていただきます。
(1)現に登録されている商標権を放棄するためには商標権の抹消登録を行う必要があり、このため収入印紙が必要になること、および放棄書を作成する手間がかかります。これもデメリットのうちか、と思います。
(2)これは商標権の消滅に伴う一般的なデメリットですが、他の特許権、実用新案権、意匠権などの権利とは異なり、商標権の消滅後、同一または類似の商標が第三者により登録されてしまう可能性があります。
この場合、以前に使用していたからといっても、放棄後、「かんちゃん」さんが、放棄した商標を安易に使用すると、商標権侵害などの問題が発生する可能性があるなどのデメリットもあります。
以上、デメリットについて指摘させていただきました。ご参考下さい。
回答専門家
- 間山 進也
- (弁理士)
- 特許業務法人エム・アイ・ピー 代表弁理士
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