対象:ペットの医療・健康
先日はアドバイスありがとうございました。昨年12月にリンパ腫と診断されました。余命は6ヶ月と診断されました。口には牙が下あごに当たって口内炎になり口を閉じるのもご飯を食べるのも痛いみたいでいつもよだれをたらしていました。目に見えて痩せてこのままじゃ6ヶ月もたないと思い別の病院にいきました。そこでは牙を削って、歯肉炎ということも解って治療して、その後食欲もびっくりするくらい出ました。この病院でがんの治療をしていこうと思っていたんですが、実際肺のまわりにたまった検体を大学病院で検査してない(検査結果がない。)ので何かあったら責任が持てないといわれました。今後抗がん剤を打つのであれば前の病院で打ったほうがいい、と言われました。でも、最初の病院はステロイド注射で口内炎を抑えるといったけど弱っていった事、歯肉炎が分からなかったことを考えると不信感を持ってしまいました。また、田舎のため通院に1時間かかりずっとないています。抗がん剤の注射をしなかったらやはり猫にとってひどい事をしている事になるのか
、もしアドバイスがあれば教えてください。
みー君さん ( 大分県 / 女性 / 32歳 )
回答:1件
猫のリンパ腫
とりあえず、食欲が回復して何よりです。 制癌剤を投与するにしても現在、状態がよくない仔にはできないのが、制癌剤の大きな一つの制約です。
動物のリンパ腫の治療法も、現在、刻々と変わりつつあります。最近では、リンパ腫を起こしている細胞について詳しく検査することによって、Tリンパ球低分化型、Bリンパ球低分化型、Tリンパ球高分化型、Bリンパ球高分化型という4つのカテゴリーに分けています。そして、初期治療、維持治療、レスキューのとき、どのような治療をすれば生活が維持できて、少しでも長生きできるのかを探っています。どうやら大学などで新しい分類と、これまでの治療成績を疫学的に追跡してみたところ、前述した順に悪性度が高く、例えば、Tリンパ球低分化型の再発時には制癌剤治療をする方が、かえって危ないのではないか、またBリンパ球高分化型などは、維持療法を省略しても差し支えないのではないかなどのデータが出てきています。
今回のケースはどういうリンパ腫かが分かりませんので、今後、制癌剤をするにしても、どの治療法を選択するべきか、獣医師でさえ、迷ってしまいますね。制癌剤治療をするには、まず前述した分類をしてあげないと、現在、食欲のあるネコちゃんの状態を悪い方へ導いてしまいかねません。
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