外国債券

後藤と申します 様 バームスコーポレーションの杉山です。

>どうして価格が変動するのか?<
に対する回答は、「ファンドに組み入れられている債券の価格が変動するから」

になります。さらに、「どうしてファンドに組み入れられている債券の価格が変動するのか?」と聞かれれば、

(1)金利が変動するから
(2)信用の程度が変動するから
(3)為替が変動するから

さらに、「どうして金利が変動すると債券価格が変動するのか?」という問いには、こちらをご覧ください。

そして、「どうして信用の程度が変動すると債券価格が変動するのか?」という問いには、、こちらをご覧ください。

「どうして為替が変動すると債券価格が変動するのか?」という問いには･･･回答は要りませんよね。

こんばんは、後藤と申しますさん。
''FP事務所 マネースミス''の吉野裕一です。


前回もご回答しましたが、投資信託で投資されている外国債は市場でも流通されています。

ですので、今回のような株価が大幅な下落をした時には、額面に対する利率が保障されている債券は買いたい人が増えますが、債券の信頼が無いものや株の方が利益が出やすい時には債券の価額は下がります。

直接、外国債を購入されれば外貨での利回りと元本は戻ってきますが、為替相場で円高になっていた時にはマイナスになる可能性があります。

債券への投資にしても分散して購入されておけば、ある程度リスクは軽減できます。

定期的な売買というより、しっかり投資目的を考えられて資産配分を組まれたら、その配分を定期的に修正することをされればよいと思いますよ。

後藤 様

ファイナンシャル・プランナーの吉野充巨です。

外国債券を対象とする投資信託の基準価格が変化する主たる原因をお知らせします。

1.保有する外国債券の資産残高を円換算で表示した場合、為替変動により保有資産残高が上下します。
例えば、債券を1単位 100ドル保有していた場合、昨日は1ドル95.23円でしたので、円換算では9,523円になります。本日22:09では1ドル94.67円ですので円換算では9,467円です従って56円の下落です。

2.債券は日々売買が行われ、価格が付いています。これから金利が高くなると予想する人は安く購入したい要求が出ますし、低くなると予想すれば、額面が高くなっても良いと考えます。
債券を構成する要素は、額面と利率です。額面100ドルで利率(クーポンといいます)が5%/年の場合、この債券の所有者は、1年間で5ドルの利息を得ます。
しかしながら、市中金利が低下して、利息が4ドルでも、この債券が欲しい人は、この債券を101ドルで購入します。
一方市中金利が高くなり、6ドルで他の商品から利息を得られるのであれば、この債券の価格は99ドルで無ければ売れません。
このように、売買が行われていますので、発行時債券100ドルを保有していれば、評価額は101ドルになったり99ドルになったりします。
これが基準価格に日々反映されます。

3.投信は日々購入する方と売却・解約の注文を受けています。購入する人が多ければ市中から債券を買い、売却・解約する人が多ければ債券を売却します。このため2.で構成される価格で売買が行われるので、損失が出たり、仕入れした債券の価格が残高に組み込まれるので日々保有する資産の仕入原価が変わります。

4.上記のように市場から購入したり売却したりしますから、売買手数料などのコストが掛かります。これは資産から日々払い出されます。