対象:住宅設計・構造
回答:4件

本田 明
工務店
-
本当にゆれているのでしょうか?
ゆれている時に、構造用木材(柱や梁)のきしみ音のようなものは聞こえますか?
だんなさんと同じような経験をされて同じような感想をお持ちでしょうか?
1階のドアが開きにくくなったり(上下のどちらかがすれて)
引戸の立て付けが悪く(引戸を閉めたときに上下どちらかに隙間が開く)なったりしてはいませんか?
全てがYESでしたら、私がこのページに参加して2,3ヶ月になりますが、
そのQ&Aの中で相当深刻な問題になる可能性を感じます。
もちろんそうでないかもしれません。
例えば、地盤の極端に悪い地域では、家自体に問題がなくても
大型トラックが走っただけで、家がゆれることがあります。
工事した会社に聞いて見るのも一案ですが、
一度、図面と現状の写真などの資料を整えて
地元の建築関係の相談できる所
市役所の窓口、建築士会、建築士事務所協会などで
建築相談をしてくれて、現地調査をしてくれる方を
探してみる方がいいのかもしれません。
正直申しまして
この質問は、現地を見てみないとうかつなことはいえません。

横山 彰人
建築家
-
建物の揺れについて
強風による揺れは、木造に限らず鉄骨造であっても揺れはあります。確認申請時の計算どうり補強がはいっていればまず大丈夫です。
しかし問題は入るべきところに補強が入っていない場合です。
あまり心配であれば、公的機関に窓口がありますので、相談して調査したほうがいいでしょう。

森岡 篤
建築家
-
どの家も揺れる
みんたんさんこんにちは
パルティータ建築工房の森岡です。
建物は、遭遇する可能性のある大きな地震や強風(共に水平方向の力)を想定し、安全となるよう規準が設けられています。
地震力と風荷重の大きい方で設計します。
木造は自重が軽いため、風荷重で決まることが少なくありません。
想定された大きな風荷重:水平力が働くとき、建物は各階変形します。
つまり、強風時には、どの家でも変形、揺れを起こし、その事自体は自然のことですが、問題はその程度です。
「揺れを感じる」というだけでは、建物が正しい設計(規準を満足しているか)かどうかわかりません。
2階建て住宅(4号建物)は、現在の法律では確認申請に構造関係の図書の提出しなくて良いので(これが大きな問題)、確認申請図書ではわからないかもしれません。
その場合は、住宅を供給した会社(設計者)に、事情を説明し、構造関係の資料の提出を求めて下さい。
その資料を、確認申請を審査した機関に持って行けば、見てくれると思います。
参考にしていただけたら幸です。

中舎 重之
建築家
-
木造住宅2階建ての耐風性能について
新しい建物なので、建築基準法での最低条件は満たしているものとして、お話します。風や地震の横からの力はスジカイや構造用合板等の耐力壁にて抵抗させます。一般的に建物が長方形としますと長手方向は耐力壁は比較的に多めに入ります。短辺方向は外壁・内壁共に少なくなり当然の結果として耐力壁は必要量のギリギリになります。風荷重は長手方向の外壁の面積に掛かり、それを短辺方向の耐力壁が負担します。強風時に建物が揺れるのは、この短辺方向にて起こります。それも風上の柱が浮き上がる現象にて揺れるのです。そこで考えられる事は柱+土台+基礎を一体とする緊結金物が不足していると言うことです。 次に、必要な緊結金物の大きさを計算します。条件は屋根は瓦葺き、壁はモルタル塗りの比較的に重い建物です。耐力壁は2階がスジカイ45x90、1階が構造用合板として四隅の通し柱の所とします。隅柱に起きる引き抜き力=2・1階耐力壁の上向き力ー2・1階の仕上の重量(下向き)。耐力壁の上向き力=2階スジカイ3.2x2.7+1階構造用合板5.2x2.7=22.9kN。仕上げ重量=屋根0.8+床0.4+壁5.0=6.2kNになります。隅柱の引き抜き力=22.9-6.2=16.7kNの結果により20kNのホールダン金物が必要になります。木造2階建てでは構造計算は不要ですので此の緊結金物が見落とされていると思われます。
以上です。 2014.5.6 中舎重之
(現在のポイント:-pt)
このQ&Aに類似したQ&A
表示中のコンテンツに関連する専門家サービスランキング