対象:お金と資産の運用
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はじめまして。どうぞよろしくお願いします。
現在は学生をしておりますが、長い間社会人として仕事をしておりましたので1000万円ほど貯蓄があります。
運用などにとても疎く、普通口座にそのままです。
今回、初めて運用を考えたのは急激な円高が進んでいることと、私が将来アメリカ、カナダ、オーストラリアのどこかに留学する可能性があるからです。
為替に変動があっても、現地の通貨を使う予定があればよいのでは(現地通貨での出金も手数料が必要なことは理解しています)と思い、外資定期預金、外資普通預金、FXなど調べてみましたが、どれも高いリスクを伴うようで腰が引けています。
同時にこちらのサイトの過去の質問を読ませていただくと、投資は分散することが原則のようですね。株や債権の知識もなく、とりあえず定期にして円で置いておこうかと思う一方、せっかく円高なので、将来を見据えた運用をしてみたいとも思っています。
ここ2年程度は急な資金を必要とする計画はありません。外資に手を出すときの注意点や運用の基本をアドバイスいただけたらと思います。
よろしくお願いします。
りんごの花さん ( 東京都 / 女性 / 35歳 )
回答:4件
あえて為替リスクを取らなくても。
ここ2年程度は急な資金を必要とせず、将来アメリカ、カナダ、オーストラリアのどこかに留学する可能性があるということですから、留学は2年先ぐらいでしょうか。2年先に確実に必要となる資金であれば、為替リスクをとっての運用はあまりお勧めできません。今後円安に反転するか、さらに円高となるか、いつ頃、どのくらいのレートになるかはいろいろな予測はありますが確かなことはわかりません。2年後にどのくらいの円安になっているかは誰もわからないでしょう。2年先の留学のための資金であれば円建ての定期預金など安全な商品での運用をお勧めします。
留学先が具体的に決まれば、それから少しずつその国の通貨に移していけばよいのではと思います。
為替リスクを軽減するには通貨を分散することが大切です。この場合は投資信託などを活用した長期的な運用が適しています。投資対象を分散する中に通貨の分散を織り込むことで為替リスクは軽減することができます。
回答専門家
- 佐々木 保幸
- (京都府 / 税理士)
- 税理士法人 洛 代表
贈与、遺言・遺産分割・相続税対策なら京都・税理士法人洛まで
円満な遺産分割、生前贈与、事業承継、節税、納税資金の確保など、それぞれの着眼点から家族構成や資産構成ごとに、ベストアドバイスを行います。
余裕資金で運用を
りんごの花様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナー(IFA)の森本直人と申します。
ご相談の件、仰る通り、留学で、現地の通貨を使う予定があれば、今から、外貨運用を始めても、為替の変動は、それ程、怖くはないといえます。
現地での使用金額を見積もって、外貨運用をされるのも、わるくはないと思います。
外貨運用の方法としては、外資預金、外貨FXの他、外貨MMFという手もあります。
ただ、現在は学生で、貯蓄が、1000万円で、さらに留学もされるとなると、将来の生活費が、足りるのかどうかが心配です。
おそらく、生活費には、困らない背景のある方、あるいは、しっかりとしたキャリアと資格をお持ちで、帰国後の就職にも、不自由のない方、とお見受けしますが、外貨運用で失敗したから、留学するというのも、本末転倒な話です。
まずは、資金繰りを考え、あくまで、余裕資金を長期運用に回すというスタイルが、よろしいのではないでしょうか。
運用の基本については、東京で、セミナーを開催しておりますので、ご参考までに。日程等は、All Aboutマネーでも告知しています。
http://moneylife.allabout.co.jp/c-seminar/t-asset/
以上、ご参考にしていただけると、幸いです。
回答専門家
- 森本 直人
- (東京都 / ファイナンシャルプランナー)
- 森本FP事務所 代表
オフィスは千代田区内。働き盛りの皆さんの資産形成をお手伝い
お金はあくまでライフプランを実現する手段。決してお金を目的化しないというポリシーを貫いております。そのポリシーのもと、お客様の将来の夢、目標に合わせた資産運用コンサルティングを行います。会社帰りや土日など、ご都合のよい日にお越しください。
吉野 充巨
ファイナンシャルプランナー
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損失の考え方と分散投資について
りんごの花 様
初めまして、オフィス マイ エフ・ピーの吉野充巨です。
投資・運用に入る前に是非お読みいただきたい本があります。
投資はリスクを伴いますから、若干の投資と時間を読書に費やすことで、回避できましたら費用対効果が確認できます。
その上で、まずどれだけの損失に耐えられるかをご確認ください。
今回の1,000万円の幾らかでも、毀損することが耐えられなければ元本保証の商品か極めて低い商品の購入になります。
投資をこれから始める方に読んでいただきたい本
http://profile.allabout.co.jp/pf/officemyfp/column/detail/28987
外貨建て商品は為替リスクが伴うため2桁の損失があることを前提としてお取組ください。
例えば、米ドルの場合で、06.10.31は116.95円、07.06.29は123.16円、08.10.10は100.58円という大きな変動があります。ユーロの場合は、05.10.31は139.61円、06.10.31は149.26円、07.10.31は167.16円でしたが08.10.10では134.79円に下がっています。
過去2年では現在の価格は円高レベルですが、5年を遡ると円高ではなく円安レベルになります。
ビッグマック指数から見る円高・円安
http://profile.allabout.co.jp/pf/officemyfp/column/detail/31166
様々な実証研究によれば資産運用の成果の91%は資産配分によって決まると報告されています。
私は、手元資金の急な資金の必要性も考慮して、定期預金(ネットバンクが金利が高めでお勧めです)、日本債券(国債)、日本株式、外国債券、外国株式の、5資産クラスへの投資配分をお勧めします。
例えば、5資産に均等配分では、期待リターンは3.5%、リスクは8.0%になり、年間の運用が68%の確率で-4.5%〜+11.5%の範囲になります。2標準偏差のケースでは-12.5%になります。
この場合1,000万円の投資で年間125万円の損失可能性があることになります。
補足
リスクを抑えるには定期預金と日本国債の比率を上げ、収益を求めるには日本株式と外国株式への配分を高めることでコントロールします。
私のHPに資産配分検討表とともに、年金を運用している、国民年金基金連合会(均等配分型)、企業年金連合会(株式重点型)、年金積立金管理・運用(独行法)(日本債券型)の資産配分、各資産別の期待リターン(収益率)を掲載しています。宜しければご一読下さい。
http://www.officemyfp.com/assetclass-1.html
また、現代ポートフォリオ理論によれば、最も効率的な投資方法は、インデックス・ファンドをなるべく安く購入して、長期間保有し続けることとされています。
従いまして、資産配分方針に基づき、保有資産でのETFの購入と、毎月積み立てはインデックス・ファンドの購入をお勧めします
私のHPにインデックス・ファンド、日本のETF(上場投資信託)と日本で購入できる海外のETFを掲載しています。参照下さい。
http://www.officemyfp.com/idxfund-1.html
前田 紳詞
ファイナンシャルプランナー
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まずは勉強しましょう。
りんごの花さま
こんにちは、FP診断サービスの前田の前田です。
大切なことはライフプランをもとに考えることです。
将来、アメリカ、オーストラリア、カナダへの留学を検討されているならばそれに合わせて資金を各国通貨にしておけば、それが
すでに通貨の分散投資になります。
日本で2年間は生活する以上、円でも持つことになるのでこれにユーロを付け加えればよいでしょう。
具体的な方法では日本で外貨建てのMMF、またFXが危険なのはレバレッジというを使う方法です。簡単に言うと借金をして投資をすることです。
これをしなければ(レバレッジを1倍)にすれば外貨預金や外貨建てMMFとそれほど変わらず、為替手数料は安くなります。
業者としても最近では”くりっく365”という取引にすれば安全です。
注意点はFXやほかの投資でも同じですが、
「よく分からない」
「理解できない」
ことはしないことです。
これが
**投資の基本
です。必ず勉強してから始めましょう。
さて、もうひとつ別の視点で考えると、海外の銀行に口座を開いて定期預金にするという方法もあります。
アメリカはハワイで、オーストラリア、カナダは旅行者でもパスポートがあれば現地の銀行口座を開くことができます。
そこで定期預金に預ければ金利も日本より高く安全です。もし今、時間に余裕があるならば下見を兼ねて強い円で海外に旅行に行って現地口座を開くというのも
ひとつの方法です。
リンゴの花さまはいずれ留学され、そこで口座を開くことになりますので、先にそれを行うことは問題ないでしょう。
ご質問、ご相談とかあればいつでもお気軽にメールしてください。
(現在のポイント:-pt)
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